木陰のタバコ売り。一本売り
 客はその場で一服
商店街の賑わい
商品はバラ売り、量販何でもあり
かかる国では、タバコは大変好まれる。特にイスラム教の国では酒類が禁止されているので、嗜好品としてはタバコか麻薬系になってしまう。

もとより麻薬は現実的部分はともかく公には御法度であるので皆タバコを求める。輸入品は超高額であり、現地産は輸入品よりは相当安いが粗雑品である。それでも買って吸っている。 他に楽しみがない。


商店街のはずれのタバコ屋でタバコを商店主から「一本」受け取って吸い始めた人がいた。てっきり友達で1本貰って吸っているのかと思ったらそうではない。別の人も1本受け取って代金を払って吸っている。ライターなどない。マッチは貴重品なので親父がサービスで1本だけ出し客に火を付けてやっている。 

だが待てよ。これは麻薬のハッシシーを巻いて日中堂々と麻薬タバコを売っているのではないかと様子を見ていた。すると警官らしき人も軍人らしき人も同じ事をしている。どうやら麻薬ではないらしい。

箱売りではなく、1本売りなのである。中には2人で来て1本を2人で交互に吸っている人もいる。 初めて見る光景である。


アフガニスタンやイランのあたりはシルクロードの時代から麻薬が色々な形で利用されてきた。その時代にあったと言われる「殺人教団」は麻薬と女性を利用して強大な勢力圏を形成したこともあった。
街を歩いていると実に怪しげで、物騒なものも売っている。古着屋が多く、警官服、軍人服を安く売っている。従って、それらの服を着ている者が本当の警官か軍人かも分からない。勿論違法であろうが実状は何ともしがたい。
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