サンセット
ダカールの海
海辺で
潮風も少し涼しい
海岸線には大西洋の波が 海を見渡せる休憩所から

セネガル編では砂漠とラリーと海をお伝えしてきましたが、現実に、灼熱の太陽の下で、埃まみれの旅をしていると、いつも頭をよぎるのは、生命維持、生存への執着と興味と感動である。

遠い異国の地で、慣れない、厳しい環境に身を置いたとき、何かを求める。
心の奥底にあるのは人類誕生の源、海なのかもしれない。

以前、俳優高倉 健主演の映画「See You 海へ」というのがあった。
勿論これは、パリ・ダカールラリーをモチーフにしたものであるが、これを製作しようとしたプロデューサーの気持ちがよく分かる。
海は砂漠を旅した者が、もつことになる、共通した思いである。

映画に登場する砂漠のロケはもっぱら北アフリカの「チュニジア砂漠」で行われた。
ラリーコースの国々は政治的状況が不安定なところもあり、その度合いから、チュニジアでの撮影となった。

映画は激しい砂漠でのラリーと過酷な環境下での人間模様、友情や愛情。そして、たどり着いたゴールは海というものであった。

砂漠には水と海がベターハーフなのです

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