海鮮レストラン
目の前はヨット
海辺のレストラン
ダカールの街の先は海 眼下の大西洋を見下ろしながら

西アフリカは、これまで白人の墓場といわれてきた。
フランスやイギリスその他のヨーロッパ列強各国はアフリカ大陸を植民地としてきた。

各国より多くの白人がやってきた。ところが、高温多湿で、マラリヤや多くの正体不明の風土病等の蔓延する衛生環境の劣悪の西アフリカで多くの白人達が命を落とした。

西アフリカは白人の墓場と言われた。

アフリカに来る人は、2種類の人達である。
一つは国の命令で来る人。もう一つは墓場もいとわず高給を条件に、あるいは新天地で一旗揚げようと稼ぎに来る人達である。
かつては西アフリカで5〜10年働けば、その後ヨーロッパへ帰ってから、一生暮らせるだけの稼ぎが出来たといわれている。

劣悪の環境下で命と引き替えに働くには、それだけの過去と事情があるのだろうが。

そんな中で、セネガルはフランス総督府が置かれたことで分かるように、比較的気候条件の良いところである。
大西洋に突き出た地理的状況から、風の吹き抜けるサラリとしたところがある。

また、海辺の街であるところから、魚やロブスターが比較的良くとれ、湾に突き出たところにある海浜レストランでは、日本人が好きな海鮮料理がサーブされる。
目の前には白人所有のヨットが浮かび、そよ風の吹いてきて、眺めも良い。
ただし、フランスの植民地が長かった国故、基本的には料理はフランス料理、言葉はフランス語ではあるが。

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