ザンビアを代表する巨大な銅鉱山の露天掘り 巨大な露天掘りを上空より見る
200トン積みの巨大ダンプカーによる運搬 200トンダンプも住宅も全て小さく見える
ザンビアの最大の外貨獲得は地下資源。銅、石炭、亜鉛、コバルト。
最大の産業は露天掘りの銅鉱山。

日本ではトンネルを掘って地下の地層を探り当てるが、大陸には当該地層が地表から地中深く存在するため、表土を取り除いた後は、巨大な建設機械で大量に削り取る。
日本スタイルのトンネル掘り式ではコスト的に到底太刀打ちできない。

 
最大産品の銅は、国際的に価格が安定しない。 世界最大の金属取引所はロンドンにあり、略称L.M.Eと言われている。

銅は産業界のあらゆる分野で使用されるが、紛争や戦争が起こるとその価格は暴騰する。
何故なら大量消費される砲弾や軍需物資に多く使用されるからである。


近年、銅価格は低迷しているが、銅は商品相場として扱われ、どこかの商社が相場で巨額の損失を出したことが新聞で報道された。

上空より見た銅鉱山はアフリカの緑のジャングルが突然ポッカリと大きく切り取られ、赤茶色の銅鉱山が地球をえぐるが如く、堀り取られているように見える。
緑と赤茶色の対比が異常に毒々しく目に突き刺さってくる。

銅鉱山の巨大なスケールの中で存在する物、動く物全てが小さく、日頃見かけないそのコントラストにも感嘆させられる。
緑の大地に露天掘りの銅鉱山だけが赤茶色 銅鉱山は大地を蟻地獄のように削り取っている
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