正式のゴールはここです
(右手にバラ色の湖)
パリ・ダカのゴール地点で
(ここではパジェロが圧倒的に多い)
湖畔で
(塩の結晶を売っていた人と)
湖は完全にバラ色
(手前の白いのは塩の結晶です)

20日にわたって、灼熱の太陽の下の砂漠で、砂と土埃にまみれて過酷なラリーをくぐり抜けてきた人達の最後のゴールが「バラ色の湖」とは何ともロマンチックである。

湖は写真のようにまさに「バラ色」でなんとも幻想的な雰囲気を醸し出している。
バラ色になるのはここに棲息しているプランクトンによる。
(ただし乾期のみです)

またこの湖は塩分濃度が高い塩湖で、写真に見られる湖畔の白いものは「塩の結晶」です。
湖底より採取する塩の結晶は大きな固まりで、「バラ」のような、また「水晶」のような形をしており、しかも見事にバラ色に染まっている。 とても美しい。

湖畔では、この「バラ色のバラの結晶」を売っている。値段も安い。(当然湖底から拾ってくるだけなのだから)
私はおもわず数個を買った。が後でとんだお笑いの失敗となった。

帰国後、飾っておいた「バラ色のバラの結晶」はバラ色に染めていたプランクトンが乾燥するといつの間にか「白いバラの結晶」に変身していた。
更に、月日がたつと、こんどは「結晶」が風化し、ボロボロと崩れ始めた。
当然のこと。 元来、白い塩が固まったもの。
ときがたてば、元の白い粉にもどる。 これ自然の摂理。

う〜ん。 うかつ。

その後、セネガルを訪問したとき再びローズレイクへ行ってみた。
相変わらず、「バラの結晶」売りはいた。今度は買わなかった.。 現地の人に聞くと、結晶にバラ色の着色をしている売り子もいるという。
誤魔化す方がうまいのか、騙される方が悪いのか。う〜ん。

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