車の部品販売と修理 主食の”ナン”を焼く、立ち食い食堂

何処の国でもそうだが、裏通り、路地裏を歩くと、そこには、その国の、ありのままの生活がある。

カラチの路地裏を歩いた。

細く、狭い通路。路地裏には排水設備がほとんど無いので、汚水が溜まっていたり、食べかす、紙くず、その他の生活廃棄物が散乱している。 そんなところで生活している。

客が来るのかわらないような場所での部品商。 3〜4歳の子供をまじえた一家が生きるよすがとして、そこで店を張っていた。

パキスタンの主食は「ナン」である。
小麦粉をこねて焼く。 イースト菌を入れないので、小麦粉は膨らまない。 ペチャンコのパンである。

焼き方は、上の右の写真のような、煉瓦製の釜の内側に小麦粉の生地をペタッと張り付けて焼く。 うすい塩味がして、うまく焼けると、結構いける。

路地裏の人達は、ここへ集まってきて、ナンを買い、そこで、簡単な具を包んで食べたり、家に持ち帰って、カレースープのようなものにナンをつけて食べる。

私もそこで一枚買って、何も付けず、何もまかずに食べた。
彼らは物珍しそうに見ていた。

  やっとパキスタンの一端に触れたような気がした。
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