アフリカの大地を、どこまでも続く” 道 ”
モンバサの海をスタートする ナイロビへの「道」をひた走る
車窓より見える風景 海岸沿いの道を走る

モンバサから、ナイロビへの道は、モンバサ港で陸揚げされた輸入製品をケニヤ国内、あるいは、ケニヤ経由内陸国の「ウガンダ」等へ運ぶと同時に、ここから輸出される製品や特産品を運ぶ産業上の大動脈である。

ナイロビとモンバサの間は、飛行機、鉄道、道路輸送とあるが、大量の物資は、便利なトラック輸送で行われている。

人間もバス便利用で行き来できるが、道路は相当傷んでおり、所要時間は7〜9時間かかる。

しかも、途中には、強盗団や警察や軍隊を装って、たかりまがいの通行料を徴収する輩なども多く、治安も悪い。 注意と覚悟が必要である。

交通マナーも相当乱暴であり、悪路をすごいスピードで走る。
大型トラックやトレラーがらみの重大交通事故も相当多い。
事故を起こしたり、巻き込まれたら、まず一巻の終わりである。

現地人の相当慣れた、強者と一緒でない限りは、あまりお勧めではない。

しかし、時と場合によっては、強行せざるを得ない。

何事も体験。 数台の車でコンボイを組み、十分注意しながら、調査をしながら走行した。

道端には、横転し道路から転落した大型トラックや、まるで正面衝突したように、クラッシュした無惨な残骸をさらしている大型トレラーや乗用車などを多数見かける。  まず、命は無いだろう。

本当に、ゾットする瞬間である。

悪路に揺られ、時に天井に頭をぶっつけながら、恐怖の長い時間を過ごして、ようやく、ナイロビに着いたときは、本当に、ホットした。

モンバサからは、隣国「タンザニア」の首都” ダル・エス・サラーム ”行きのバスもでている。 所用時間は11〜12時間 (国境通過のための時間を含めて)。
ここに不思議な意味合いがある。
モンバサの意味は「戦いの島」。 ダル・エス・サラームの意味は「平和の港」。

つまり、定期便バスは、” 「戦いの島」から「平和の港」行き ”なのである。

  詳しくは、タンザニア編でお伝えします。
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