レリーフ
いろいろなテーマで、かつ極彩色
レリーフは精緻に刻まれている

サッカラのジェセル王の階段ピラミッドの周辺、とくに南北には沢山のマスタバ墳墓群がある。

マスタバ墳墓とは古代の王や貴族の地上一段、地下一、二階の地下墓地である。高層のピラミッドが建造されるまでは、皆この形態であった。

沢山の墳墓があり、その中に、また沢山の部屋がある。その中のいくつかには、壁にいろいろなテーマで極彩色のレリーフが刻まれている。

例えば、ハーレムの図、カバ狩り、牛を屠殺する様子、その他生活様式、儀式、葬祭、狩り、戦闘、他にも色々ある。

これらのレリーフは今からおよそ4500年前に、描かれ、刻まれたものであるが、かくも精緻に、極彩色で作ったのか。

王や貴族の執念のようなものを感じる。

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