ピラミッド内で会ったアメリカ人と
女性はスーツ姿でアラブ式ベールを身につける私を何人かといぶかる
頭のアラブ式ベールは日差しが強いので一日つけていた
 通路は堅い花崗岩で出来ている 地下へおりる下降通路
未発見の通路や部屋、解けない謎は多い

ピラミッドはエジプト人の死生観によるところも大きい。
古代エジプト人は、人は死ぬと来世で永遠の命を授かり、生きることが出来ると信じていた。この世は過ぎ去るもので、死後また新しい生活が始まると考えていた。
そのため永遠の住み家となる墓には来世でも不自由なく暮らせるよう副葬品を納め、壁面にもお供え物などを沢山描いて、死後の準備を行った。

ピラミッドは古代エジプト人が来世に託したメッセージを訪れる者に時代を超えて伝えている。

ピラミッドは英知を集め、精巧に建造されたことは良く知られている。
ピラミッドの四面は天文学を駆使し正確に東西南北を指し、
基底部の一辺は240mあるが、その水平誤差はわずかに3〜4cmしかない。これは碁盤目状に溝を作り、水をはって水平を確かめた。

石積みの凄さは、同じ大きさの石材をぴったりと積み上げたのではなく、てんでに大きさのバラバラな不揃いな石を無駄なく組み合わせ、4000年もの間崩れることなく今日に至っていることである。

エジプトの古代王朝史やピラミッドの多くの謎に魅せられ、虜となり、その研究と解明に人生を捧げた人々が多くいることは良く知られている。 文献も多い。

エジプトとピラミッドは人をそんな気にさせる不思議な魅力を持っている。

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