石積みは大部分は石灰岩
下部や要所は堅い花崗岩
クフ王の大ピラミッドの中への入口で
(中へは盗掘坑入口より入る
入り口付近 内部は狭い通路、広い通路、上昇通路、下降通路、天井の高いとこ、低いとこなど、いろいろあり

ピラミッド4500年の歴史を内部から見ることは、単に遺跡や巨大建造物を見るのとは異なり、建造者の内蔵や心の中へ土足で踏み込むようで、一抹の後ろめたさを感じる。
が同時に長い歴史の中で堅固に守られてきたものを見るというワクワクとした冒険と推理のロマンにかき立てられる。

クレオパトラ女王の死まで約3000年にわたって続いた古代エジプトの華麗な王朝史は世界の人々を魅了してやまない。

その中で謎を秘めたピラミッドは世界の七不思議の一つとして、人々をひきつける。
なんと推理と冒険心をかき立てる言葉であろう。 クフ王のピラミッドの中へは盗掘坑より入る。建造時の、正規の入口はその少し上にある。

神と位置づけられた強大な権力を持った王が数十年の年月を掛けて、後の盗掘に備えダミーや偽の通路や死に至る石落とし細工など多くの仕掛けと工夫を施した権力と富の象徴をうち破り、中にあったであろう財宝を手に入れるというのは、物欲という名においての、命がけの知恵比べ、推理と冒険物語と思える。

エジプトにはピラミッドや王侯貴族の墳墓は多いが、その大半が盗掘にあっている。

盗掘者の名前はようとして誰一人知られていない。

歴史上、初めてピラミッドに入ったのは9世紀の支配者アルマムーンである。 彼が現在の盗掘坑を開いた。

しかしながら、彼が正式に盗掘坑を開くまでにクフ王のピラミッドは建造から既に約3000年の月日が過ぎている。
案の定、彼が財宝を求めて、中に入った時には、既に何もなく王の間に蓋のない花崗岩製の石棺が置かれているだけであった。

ピラミッドの盗掘者たちに係わる物語や読み物はなかなか面白いものがある。

同様なものに、沈没した海賊船の宝探し、山中に埋められた王族や軍隊の埋蔵金探し、古代の王や古代文明の失われた都の秘宝探し、など少年から大人までの夢とロマンの冒険物語である。



傾斜の強い長い通路
出口付近

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