水たまりで、並んで水を飲む4頭のライオン
サバンナの動物たちにとって最も大切なのは水である。
水はまさに命の水なのである。

水はサバンナの大草原の”草”を育み、河の少ないサバンナの窪みにわずかに残った水を飲んで生きていく。

雨の少ない年は、サバンナの草原も少なく、無数の動物が、少ない草を求めて、大移動をする。

移動の途中で、草にたどり着けなかったり、のどの渇きから、死んでいく無数の動物たちがいる。

わずかに残った水の争奪戦になる。

水を飲んでいる肉食の、この4頭のライオンたちは痩せていて、つやもなく、ようやく水を飲んで生きているようで、精気のある獰猛なライオンらしくない。

お尻をつきだして、必死に水を飲んでいる。
しかし、その水も残りわずかである。

ライオンの後には他の動物も、ここで、水を飲むであろう。
たくさんの動物の足跡がそれを物語っている。

その時が、ライオンたちのハンティングの時であろうが、写真で解るように水は少ない。
はたして、獲物は獲れるのだろうか・・・

放浪ライオンのように見える、この4頭のライオンたちの明日はどうなるのだろうか・・・

  サバンナの物語は、はてしなくつづく・・・
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