ニューヨークのマンハッタンで「空母」を背景に

こんなことがありなんだ
マンハッタンの摩天楼に
接岸する空母

巨大空母の飛行甲板で。
後方中央はマンハッタンのエンパイア・ステイト・ビル。 こんなすぐ近くで

トップガンのトムクルーズの気分で・・・少し違うかな

飛行甲板上には実戦用の航空機や兵器が満載されている
対空砲、 回転翼をたたんだ戦闘ヘリ、 各種戦闘機や、爆撃機

マンハッタンで巨大空母に体験乗艦した。

なによりも、ビックリしたのは摩天楼のビル群に巨大空母が直接に接していることである。 空母の隣は摩天楼である。

たしかに、ニューヨークにはハドソン川もあれば、Bay(湾)もある。
しかし、近代戦の主力であり、力を象徴する、花形の空母が、世界の知的ビシネスで中心となっているマンハッタンの中でも中心となっているビル群に直接、接岸している。その相反する姿が、誠に奇妙である。

日本でいえば、さしずめ新宿の高層ビル群の真ん前に巨大空母を置いているようなものである。

考えてみれば、空母は力の戦争、 マンハッタンは世界とビシネス戦争をやっているのだから、戦うことには、変わりはないのかもしれないが。

よく砲艦外交というが、こんな空母で攻められたら、困ったものだ。

このとき私は、大分以前のTVコマーシャルを思い出した。

名の知られた女性ジャズシンガーが高層ビルの室内におり、窓の外は高層ビル群。
突然窓と高層ビル群の間を原子力空母がすーと、すべるように横切っていくという、実現不能な、意外性を狙ったコマーシャルであった。

もっとも、高層ビルも原子力空母も時代の先端を行くモダンなものとして、素材化されたのであろうが。

私は、空母の上で、そのコマーシャルに自分をダブらせていた。

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