泥んこ道路が修理場
5歳の子供から大人まで
ゴチャゴチャした修理街
左後はロバの荷車
この界隈では大変な機械工場 修理工場のエンジニアたち

キスタンのトラックや乗用車はかなり多い。また街には同国が軍事国家であったり、その影響下の政権であることから軍用車両が非常に多い。軍用車両は彼ら独自のワークショップやガレージを持っているが、一般の車両修理は独特のものがある。

 まず第一に部品についてはメーカーの純正部品が高いことと車両が古いので既に部品がないことから故障部品を自分達で独自に製作、修理、改造をして直してしまう。その結果、車歴30年、40年というビックリするような車がある。

 第二に写真のように「修理職人」は5歳位からいる。日本でもかってあった「家業を見習う」とか仕事が少ないところから親は子供に幼い頃から「手に職をつける」ように丁稚小僧として親方の所に奉公に出す。

 親方は只同然の賃金で使え、また親は少ないとはいえその収入を手に入れることが出来る。従って年季の入った彼らの手先はかなり器用で、殆どどんな故障でも直してしまう。

 ただその作業場が泥だらけであったり、泥んこの上でエンジンを分解、組立しているのを見ていると何とも気になる。パキスタンは人口が多いので、労働集約型作業形態となっている。
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