ホテル内のプールと山の手高級住宅地高台に君臨しているよう 窓から見下ろす盆地内のカブール市街まるで天守閣から見下ろしているような感じがする
アフガニスタンでも再びインターコンチネンタルホテル。 またアメリカ考えか。
第23話以降で詳しくお伝えしますが、カブールの市内の様子とこのホテルがあまりにアンバランスなのに驚かされる。街の大部分はアラビアンナイトの世界である。官庁街、外国大使館、外人並びに一部の富裕層の住宅地を除けば、中世のままである。そんな中に、小高い丘の中腹に近代的なしかも巨大なホテルがそびえ立っている。丘の斜面に街を見下ろす形で建っているため下から大きなお城を見上げるようになる。

街のかなりの部分からも見上げるような位置にあり、夜ともなると、各窓に明かりが灯り、不夜城のようになる。

途上国でも混乱の国でも経済的に苦しい国でも首都には国の威信をかけて、欧米系の一流ホテルを造るが国によっては一般とのアンバランスに驚かされるところもある。
小雪の舞い散る凍り付くような冷たい石畳の道を裸足で歩く少年の側に巨大でモダンな欧米系ホテルがそびえ立っているという光景に時々出くわすが政治と経済の現実に悲しい思いをさせられることがある。

ホテルの目的は国の威信と外人が使う外貨である。
ホテル代は現地水準からすれば、けた外れに高額であるが、現地人件費や土地代が安いところから外人レベルからすれば、設備と対比して意外と割安感がある。

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