木陰で、だらしなく寝そべる”ぐうたらライオンファミリー”
夏は寝るのが一番 暑くて、やってられない
暑いんだから、ほっといて! ライオンだって、やっぱ、木陰だよね

夏のサバンナは暑い。 動物たちにとっても、暑い。

暑さをしのぐ方法は、色々あって、川辺や池に近づける動物は、水浴びや水に入る。 但し、ワニやカバの危険を回避しながら。

毛皮の厚い動物は、毛を落としていく。

最も簡単な方法は、日陰にはいることである。
そこで昼寝をすることである。

但し、ライオン以外の弱い動物はやたら昼寝をしていると、そこを他の動物に襲われるので、こう簡単にはいかないのが悲しいところである。

襲われたら最も弱い腹を出しての昼寝は、やはり、ライオンの特権か。

大草原のサバンナには、適当に木が生えているが、木が少なかったり、小さかったりすると、日陰もまた少ない。

ライオンや大きな動物が、よく日陰の取り合いをしているのを見かける。
押しくらまんじゅうをしながら、日陰を取り合う。

うまい具合に、日陰を確保したからと言って、喜んではいられない。
なぜなら、太陽が動くので、日陰が動いてしまうのである。

そこで、頭のいいやつは、最初は、少し日の当たるあまり条件の良くない場所で我慢をしていて、そのうち太陽が動いて、長時間日陰となる結果として良い場所を確保するのである。

  なんだか、人間の処世術と似ているなあ・・・
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