ゴレ島を離れるフェリー
それぞれの想いで島を見つめる
フェリーには今日も黒人と白人
白人は立って見ている

”島”というものは、なんとなくもの哀しい。
南国のリゾートアイランドもあるが、もう一つには「流刑」を連想するせいかもしれない。

日本にも、ヨーロッパにも、地中海にもある。
皆それぞれのドラマを伴って、島に来て、そして離れる。

奴隷の家の「再び戻ることのない窓」の光景が脳裏を離れない。

奴隷の島「ゴレ島」。忘れることの出来ない歴史を知ってしまった。
ゴレ島は歴史の遺産として変わって欲しくないが、それでも時代は新しい歴史を作ってしまうだろう。

ゴレ島がどのように変わっていくのか、あるいは、変わらずにいるのか。

いつの日にか、再びここを訪れて、歴史の証人として、見てみたい。

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