大西洋を睨む巨大な大砲
使用できないよう砲口は破壊してある
こんな大きな大砲見たことない


砲台の縁に腰を下ろして
後方は大西洋
左手は入江の港
右手はフランス女性

空は青く、日差しが強い
赤サビだらけの大砲は
潮風に吹かれながら沈黙している

ゴレ島は西アフリカと大西洋を睨む戦略上の要所として1444年のポルトガルの占領以来イギリス−オランダ−フランス領となり、その後イギリスと領有をめぐり争奪を繰り返してきた。

それは何よりもこの島が戦略的に重要であったからである。
16〜17世紀の昔に、アフリカの僻地でこれほど大きな大砲を備えてまで島を守ろうとしただけの理由があったのである。

この地域で領有権争いをしていたフランスとイギリスは協定を結び、ゴレ島とセネガルはフランスが領有し、
隣国のガンビアはイギリスが領有することとなった。

この大きな大砲を見て最初に連想したのは、第二次世界大戦時のドイツ軍の巨大大砲である。ヒットラーは占領したフランスのドーバー海峡岸に巨大大砲を据えてイギリスを海峡を越えて砲撃したが成功しなかった。

また、映画「ナバロンの要塞」でも巨大大砲が登場した。これも上手く活用できなかった。

かつて社会運動で「大砲かバターか」という事が良く言われた時代があったが、今はそういう言葉は聞かない。

いつの時代も、巨大大砲はあまり役立ったためしがない。

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