中央の”エランド”の群れをワイドフォーメーションで狙う「ハイエナ達」
”エランド”はレイヨウ類の中で最大で、跳躍力に優れている。
縦縞があり、雄は灰色で、雌は黄色がかっている。

尾の先は黒く、喉に長い肉垂れがある。
角はよじれながら、まっすぐ伸び、雄は太く短く、雌は細長い。

草原から林にかけて群れている。
ハイエナは、その外見や、腐肉を食べたり、集団で弱いものいじめをするような行動から、実に「イヤミな動物」と思われているが、強く、知恵があり、特にハンティングは実にうまい。

特に、 「集団狩り」 に長けている。

この時も、数十頭の「エランド」の群れを、十数頭のハイエナがワイドに、かなり遠くから取り囲み、静かに、徐々に、その包囲網を絞っていく。

エランドも途中で気が付くが、ぐるりと囲まれているので、脱出の方向を発見できず、金縛りのようになって動けない。

いよいよ、ハイエナがかなり接近してきたとき、エランドはパニック状態になり、滅茶苦茶にダッシュして、走り出す。

しかし、すでに手遅れ。
一時の、逃げ回りと、格闘の末、倒されてしまう。

ハイエナのフォーメーションプレイのうまさは憎いほどである。

サバンナに棲息する、レイヨウ類(いわゆる鹿のたぐい)はいろいろいて、一見、判別しにくいことが多い。

あちこちの土産物屋で売っている”木彫りの動物”が特徴を良く表していてわかりやすい。

店のオヤジ(ときに少年)に、店頭にたくさん並んでいる木彫りの動物の説明を聞くのはおもしろく、わかりやすい。

但し、決して、足下を見られて高く売りつけられないこと。
必ず値引き交渉をすること。
出だしは最低、半値以下のこと。状況次第では四分の一位からスタートすると良い。

    日本人も、折衝術を身につけよう
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