今夜、宿泊する ” テント ” です これが、テント村の全景です
後方が、キャンプ

このあたり、夜には動物がたくさん来ます
キャンプの”お食事処”の人たち

目の前には、ガードは一切ない

サファリーの宿泊には、大きく分けて3種類ある。

第一はロッジスタイル。 アフリカの自然に接し、サバンナを堪能ながら、それなりに、しっかりしたホテルに準じた設備を有するもの。 もちろんレベルはピンキリであるが、一般的にはこれである。

第二はキャンピングスタイル。 現地人の案内役のドライバーと四輪駆動車で目的の動物保護区に行き、そこでテントを張り、自分たちで料理を作り(大抵はドライバーが手伝ってくれる)、野外生活を過ごすのである。
動物との異常接近や、色々なハップニングが盛りだくさんとなる。
最近は、治安やその他の観点から、よほどアフリカに慣れた人以外は、あまり、お勧めではない。

第三はテントキャンプスタイル。 第一と第二の中間でそれぞれのいいとこ取りをしたものである。
つまり、サバンナに常設の宿泊用テント、ダイニング用テントを張る。周囲には塀や鉄線などのガードを造らない。従って、夜間には、動物たちはテントに接するまで近づいてくる。 テント間の移動はライフル銃を持ったガードマンが付きそう。

ここのキャンプ名は” リトル・ガバナーズ・キャンプ” (Little Governor's Camp) 。

ライオン、チーター、アフリカ象、クロサイ、バッファローその他動物の種類の多いことで知られている、マサイマラ動物保護区にあり、「ヌー」の河渡りで有名なマラリバーの近くです。
宿泊用テント11張りと、ダイニング&バー用のテントが有るだけの、まさにサバンナの中のキャンプスタイルである。

近くに、ガバナーズ・キャンプというのがありますが、まさに、ここは「 リトル 」なのです。


この時は、動物に近づいて、野趣にあふれた、自然の中に埋没し、都会の現実から、人類発祥の地、アフリカに、何か原点を見いだせないかと、わざわざ不便な”キャンプ”に泊まることにした。

キャンプの周りには、動物よけの「塀」や電流を通した「有刺鉄線」などなく、全くの、裸も同然の「キャンプ」なのです。
もっともこれは、動物と同じように、自然の中で生活し、動物たちが抵抗無く近づいてくれる為のキャンプスタイルなのである。

日頃、都会暮らしの人たちにとっては、裸で野原に立っているような気分になり、いつ、どこから動物が出てくるかと思うと、結構、どきどきする雰囲気となる。
もちろん、ライフル銃をもったガードマンがいつも見張りに立っていますので
      まず大丈夫でしょうが・・・
次話へ