根っこが、上になっているような
巨大バオバブ
悪魔が逆さまに差したという
悲しそうにな姿
幹の太さが良くわかる 高さ20m以上の巨木

アフリカには、不思議な姿をした巨木がたくさんあるが、その中でも
代表的なのが、奇怪な姿をした ”巨大なバオバブ ”であろう。

世界には9種類の「バオバブ」があるが、これはそのうちの一つである。

童話の 「星の王子様」 にでてくる、悪魔が逆さまに差したという、伝説をもつ。

ここモンバサには、かなりある。
巨大な「バオバブ」は高さは20mを超え、太さは直径が10mにもなる。
樹齢は500年〜1000年ともいわれている。

何とも不思議な姿であるが、悲しそうにも見える。

「バオバブ」については、第10編、西アフリカ編の”セネガル”の第2話「パリ・ダカールラリーのゴール」の最後の方に ”バオバブ伝説” として、少しお伝えしていますので、ご覧いただけたら幸いです。

「バオバブ」の樹が多いのは、 ”マダガスカル”である。
ここには、8種類もの「バオバブ」が生息している。

マダガスカルのバオバブ

    ケニヤのとは異なる


マダガスカルの「バオバブ」は、樹皮が非常に滑らかで強い。彼らは、樹皮をはがし、その樹皮から縄を作り、それで「家」を作る。

樹皮をはがされたバオバブは枯れることなく、樹皮を再生する。
彼らは、頃合いを知っていて、何度も樹皮を使う。
そして、実も食用になる。

悪魔に魅入られてしまったとはいえ、その姿と共に何とも不思議な巨木である。

詳しくは、第9編「インド洋の東アフリカ諸国編」のマダガスカル編で、お伝え  致します。
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