アブ・シール地区のピラミッド群
これを崩れた丘と見るか
ここでも賑やかな外人ご一行
(国籍不明)

アブ・シールはギザの南に位置し、第5王朝時代ギザと同じようにナイル川西岸にピラミッドが建てられたが、今はその多くが崩れて瓦礫の山のようになっている。

アブ・シールのピラミッドは全部で14あるが、一応丘のような姿をとどめているものは10基ある。
最大のものは、ネフェリルカラー王のもので創建時一辺、106m、高さ70mの規模を誇っていたという。

ここではサフラー王のピラミッド・コンプレックスが一番古いが、保存状態は良く、葬祭殿や回廊、レリーフなどを見ることが出来る。ピラミッド内部の見学もできる。

ここは、観光客のツアーにはあまり入っていない遺跡なので、ゆっくりと見学できるが、隣のアブ・グラブとともに許可が必要である。
許可無く、遺跡に立ち入ろうとすると、守衛にとがめられる。

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