屋久島、宮之浦岳
淀川

宮之浦岳

新高塚小屋

縄文杉

ウィルソン株

白谷雲水峡

楠川
2000年5月
テレビや写真で見ていた縄文杉を生で見ることは私の今回の人生では、無理なんだろうな〜と諦めていた。ところが、去年(2000年)のゴールデンウィークに、何気なくBaruさんに屋久島へ行かない?と聞くと、いいよ!と言うではありませんか!お〜〜!ラッキーと私は大喜び。それからは、計画を練るのが好きなBaruさんなので、あれこれと資料を取り寄せては綿密に計画を組み立てていきます。屋久島へ行くのなら100名山でもある、宮乃浦岳にも登ってこようと意見がまとまり、このコースを決めました。

淀川から宮乃浦岳〜新高塚小屋〜縄文杉〜ウィルソン株までは決まったのですが、その後トロッコ道をそのまま下山するかどうするか迷いました。
屋久島リアルウェーブというホームページの管理人さんが、白谷雲水峡はお勧めですよと言います。アニメの「ものの怪姫」の舞台にもなった幻想的な所とのこと。。。それは是非行かなくては!と期待も大きくなってきた。

屋久島へは、札幌→大阪→鹿児島→屋久島と飛行機を3回乗り換えやっと着くのです。やはり、遠い〜。
着いてみると島の雰囲気は、あまり南の島という感じではなく北海道ともそう変わらないのです、、こんなに南に来たのに不思議な感じを受けました。
季節的なこともあるのでしょうが。。聞くと、冬には雪も降るそうで、けっこう寒いとのこと。高い山があるのでその影響で山の北と南では気候の差が激しいそうです。また、雨が多く、一ヶ月に35日雨が降ると作家の林芙美子さんが小説の中で言っているそう。それくらい雨がよく降るらしい。

さて、登山当日はタクシーで登山口へ、天気予報は雨・・・
でも行くしかない。登りはじめて1時間もしないうちにぽつぽつと降りだし、どんどん雨足は強くなってくる・・・ガスっていて景色も見えない〜〜(T_T)合羽を着ていても中まで濡れて、靴の中もべちゃべちゃ。。こうなったら早く小屋へ着いてゆっくりしたいところだけれど、宮乃浦山頂にやっとの思いで着いて、それから小屋までが遠かった!道を、間違っているのではないか?と思うほど遠かった。それでなくとも荷物がいっぱいで重いのに、雨で濡れたぶんが加算され、どっと重みを感じてた。

夕方、4時くらいに小屋に到着。が、超満員で入れず。用心のために持っていったテントを何とか張って、ご飯を作って食べて寝た。
小屋の周りに鹿が来ていた。その日は朝までずっと強い風と雨で、あ〜ぁ、明日もだめだな〜と思い、もう仕方ないから寝坊して白谷雲水峡へ行くのはあきらめていたのですが、なんと、8時ころから雨も上がって天気になってきたのです!気分も軽く、念願の縄文杉とご対面!・・・でも、縄文杉はあまりにたくさんの人が来るようになり、根を傷めてしまうので今は遠くからしか見ることが出来ないのです。縄文杉を見るだけでも山の中往復8時間くらい歩かなければ来れないところにあるのですがそこはまるで観光地のように賑わっていました。。かなり残念。

縄文杉だけではなく、たくさんの年代杉があって、見応えはあります。そして白谷雲水峡への分岐で、昨日の雨で疲れてもいたので、どうしようか迷っていました。そこへやってきた単独登山の男性が白谷雲水峡へ行くと聞いて、我々も行くことに。

いや〜〜、屋久島のもっとも素晴らしい景色を見逃すところでした。全てが苔に覆われていて、緑の絨毯を敷き詰めているようです。その雲水峡には人はほとんどおらず、しん!としていて、鹿がゆったりと草を食べていたり、、まさしくあのもののけ姫の舞台です。私は早く下りてしまうのが残念で残念で・・何度も後ろを振り返りながら下りてきました。本当に美しかったです。

        ★宮之浦岳頂上                   ★屋久鹿               ★トロッコ道
屋久島



★白谷雲水峡中間地点の辻峠
左の彼のおかげで分岐を入る決心がついたのです。感謝。














★有名な縄文杉8000年?と言われています。



★この杉の名前は忘れましたがこうして中に入って上から写真を写すのが定番のようで出会った屋久島のガイドさんが写してくれました。