おまけのページ その38




きみにとって「タブー」って何?


うん、実はね。

「タブー」っていうのは戒律をおかすこと、
でも戒律がないいぬにはタブーなんておかせない、
これって、どういう気持ちだと思う?

タブーがない生活なんて、
たぶーんとってもつまらないにきまってる・・・。

それでね、ぼくは戒律をつくることにしたんだ。
でも、あまり立派なのは思いつかなくてね。

「右のおしりを噛まれたら、左のおしりを噛みなさい」とか
「汝殺すべからず、ただし多勢でやるのはOK」とか
「人間みたいに、ひげをそってはいけない」とか
そんなものばかりなんだよ。

これじゃあ、あんまり戒律っぽくないだろ?

それでね、ぼくは、
いったい何が足りないんだろうって考えてみたんだ。

それで気がついたんだよ。
戒律ってものは神様がつくるもの、
ぼくが自分でつくっちゃいけないんだってこと。

それでぼくは、
じゃあ神様は誰がつくるんだろうって考えてみたんだ。
でも答えがみつからなくてね。

それでぼくには、
神様もなければ戒律もなく、
戒律もなければタブーもなく、
タブーもなければ邪悪もなく、
邪悪もなければ善もなく、
善もなければ銭もなく、
銭もなければ喜びもなく・・・

まったくな〜んにもなくなっちゃって
ほんとにつまらないことになってしまったの。

それでぼくは、
やっぱりいぬにも宗教は必要だって思いはじめたんだ。

宗教っていうのは、
自己の存在について悩むことからはじめなくちゃならないんだろ?
自分はどこから来て、誰がつくったんだろうとか、
深遠なる形而上学的問題についてだね。

ぼくは生命の神秘に目覚めて、それでまた気がついたってわけ。
やっぱり、この世に神様なんていないってこと。

だってこの世に神様がいたら、
ぼくをいぬなんかにしておくわけないんだからさ。

それで、ぼくは思ったんだよ。
今日からは神様のことを考えるのはタブーにしようって。

で、戒律も生まれたんだ。
「さわらぬ神にたたりなし」。

ね、これなら神様のせいで殺し合いなんかしなくてすむだろ?

・・・ぼくって、この次は人間に生まれ変われるのかな??


流れているのは「A dusty computer」




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