キータッチの感触とはつまり、キースイッチを打った時の感触である。この感触については、キースイッチのバネの強さ、キースイッチのバネの特性、キースイッチのストロークの深さ、キートップの形状と材質などが深く関わっている。
バネについては、最初は軽くて、だんだん重くなり、最後は再び軽くなってキーが入ったとはっきり判る感触を指に与えてくれるものが良いようである。
ストロークの深さは、指先の疲労度に関わってくる。一般には、ストロークが浅く弾性の低いキーボードは長時間のタイピングには向かないと言われている。(ノートPCのキーボードにはこのようなものが多い)
材質は、つるつる滑るものではなく、ざらざらした(梨地処理)ものが良い。
ちなみに私は、カチャカチャタイプのメカニカルキースイッチが好みである。
2.キーボードの配列
104や109、最近では色々なファンクションキーのついたものなどがあるが、基本は101キーボードと106キーボードの二つに分けられる。(親指シフトタイプなど独自のものなどが一部有るが...)どちらが良いかは個人の好みだが、海外ソフト(特にゲーム)を多用する場合は、キーの種類と実際の入力の一致の問題があるため、101タイプを選ぶべきである。
また、左Ctrlの位置がAキーの隣にあることを重視する人がいるが、最近はキー入力を入れ替えてくれるソフトがあったりするので、それほど大きな問題ではないだろう。私自身は「左Ctrl+英字キーのコンビネーション」は使わないので関係ない。
3.キーボードの大きさ
キーボードの大きさはなるべくコンパクトな方がいい。理由は簡単...机が広く使えるからである(^^)
次に、これらの観点により、独断と偏見による「使いやすいキーボード」を紹介する。
■IBM製 5576 A01
これは最近のAptivaなどに付いてくる安っぽいものではなく、かつてIBMが超高い値段でPCを販売していた頃のものである。
今はどうだが判らないのだが、昔IBMは人間工学の研究を行っていたらしく、その成果が現れている素晴らしいものである。きっと、コストも非常にかかっているのだろう。キースイッチはメカニカルタイプ。打ちやすく疲れない素晴らしいキーボードなのだが、唯一の欠点は...デカイことである。(まぁ、MSのNatural Keyboardほどではないが)
ロビン電子にて購入。
■ORTEK TECHNOLOGY製 MCK-84
先に述べた3点を満たしているキーボード。コンパクトでキータッチの感触も良い。自宅メイン機ではこれを使用中。
コムサテライト1号店にて購入。
★今後の期待
現在、2つほど気になっているキーボードがある。
秋葉原のショップであるぷらっとホームのオリジナルキーボード「FKB8579」とPFUの「Happy Hacking Keyboard Lite」である。
ぜひ一度、手で触れて感触を試してみたいものである。
また、かつてNECの9801RAユーザーであった時に使用していたキーボードは、非常に使いやすいものであった。これを改造してAT互換機で使えるようにしてみたいものである。
NECは98シリーズのキーボード配列なUSBキーボードを発売しているのだが、この中身の基板を、98シリーズ用キーボードに組み込むという荒技を成功させている人もいる。私も挑戦してみたいものである。