『SCENE』

発行:ビー・セラーズ 株式会社
発売元:株式会社 センチュリー
写真製版:尾崎誠
印刷:株式会社 ダイトー

●今回は趣向を変えて写真集の紹介だ。
 ……写真集といっても、事件現場写真のものなのだが。
 死体をグロテスクだと思われる方は此処で引き返すことをお勧めする。

●この「SCENE」は自殺・他殺死体を撮影したいわゆる「現場写真」を集めたものである。
 当然だが日本国内のものを集めるのはほぼ不可能であるため、収録されているのは全て海外のものである。
 なお、断っておくが管理人は死体愛好の趣味があるわけではないし、この写真集もそういった趣味を持つ方の為に発行されているわけではない。
 純然と、それらの写真にすらある種の「美」を見出せる方にだけお勧めするものである。

●地上のありとあらゆる、現在定義されている上での生命体は須らく必ず死を迎える。
 これはどんな身分・地位によっても干渉することの出来ない事実である。
 未来永劫この事実が揺るぎないものかどうかは不明だが、現時点では間違いないだろう。
 「SCENE」では、死を迎える要因のうち自然死を除いたものを扱っている。事件現場なのだから当然なのだが。
 どの一枚をとっても、そこに厳かなものを感じるのは……気のせいであろうか?

●写真は全てモノクロである。
 モノトーンの画面がそれらの芸術性を高めている、そう管理人は感じている。
 これらがもし、カラーならば…確かに鮮やかであろう。
 だが一方でその生々しさは写真を芸術の域へ昇華する事を妨げてしまうだろう…。
 これらは、モノクロである事もまた、「美しさ」を見るものに与えるのではなかろうか?

●因みに、この写真集の価格は5,000円
 今現在も発行されているかどうかは定かではない。
 ………よりによって、管理人は借り物の紹介を私にさせているのだから。
2002/10/27