Aの魔法陣
著者:柴村弘一
発行:(株)エンターブレイン
○名前を聞いたことがあるものも多いだろう。アルファ・システムという企業が開発した…と言って良いのだろうな。
開発元が『第四世代』とうたう、今までにないTRPGのシステムだ。
○管理人は良く出入りしている某TRPGサイトで知り合った人間にセッションをねだる形で一度プレイしているようだ。
曰く、「プレイヤー間の意見の摺り合わせ」に重点を置いたシステムだろう、ということだ。
管理人は、そういった「作戦会議」を好むところなので十分に楽しんできたそうだが・・・。
○さて、このシステム。
基本的にダイスを振らないことを推奨している。
システムそのものがダイスを振れば振るほど失敗しやすく出来ているのだから、そういうことなのだろう。
そして、この先は管理人がプレイした上での感想なのだが…。
同じ卓を囲む全員に共通の認識のない事項は揉め事の元になるだろう。
ある程度「常識」を共有している間柄ならば、そのセッションは良い時間になるであろうし、また成功もするだろう。
だが、それが出来ていないならば、成功は難しくなるであろうし、過ごす時間が楽しいものになるかどうかは保障できん。
なぜならば、「常識」というものは一つではない。
故に、互いが内包する「常識」が違う場合、どちらかが間違っているという訳ではないということを認められなければ、その場は快いものにはならないだろう。
○さて、このシステム。オン向けかオフ向けかと聞かれれば。「どちらも向いている。」と答えるだろう。
小道具を絶対条件としない故にオンラインでも十分に遊戯に耐えうる。
また、オフに向かぬシステムなど存在しようか。
老婆心から忠告するならば、最初の1回は、気心の知れた相手−常識が同じか、もしくは常識の差異を許容できる仲−と共に卓を囲むのが良いだろう。
2006/11/4