2005/05/22

■ 2005年05月22日 ■<本>桑原水菜『赤の神紋』 三冊

ミラージュを買い揃えた時に、別シリーズと知らずに買って家に置いてあった三冊。CDを聞いた後なので、すんなり読めて楽しかった。これはあれだ、ミラージュ風味『ガラスの仮面』。直江と高耶の愛憎をそっくりそのまま、連城と榛原(もしくは蛍)に引き継いで、その上『紅天女』ならぬ『赤の神紋』の主役を争う話がからむ。文章や構成に時々こなれないところがあるのはミラージュ同様で、それにもかかわらずぐいぐい読ませてしまうのは、作者の持つ力だと思う。三冊読んだところでは、この話は演劇とか創作の話がメインになっているので、BLらしい場面はそんなにない。連城が蛍(ケイ)に、ものすごく惹かれているのに、最後の最後で理性を保っているので、そっちがメインにならずに済んでるみたい。そういう話の方が、桑原さんの場合面白いかもと思ったけれど、現在出ている10章までに、どんなことになっているかはわからない。CDは作者自身が脚本を書いて、第一巻は原作の三巻まで、第二巻には6巻までの話が入っている。このCDはなかなか良い出来かもしれないと、原作を読んで改めて思った。

投稿者 SOKE : 10:42 | コメント (0)

■ 2005年05月22日 ■<本>桑原水菜『赤の神紋』 4,5巻

本屋さんで続きを買ってきました。「天才戯曲作家、榛原憂月(はいばらゆづき)の代表作『赤の神紋』の主役オーギュスト役候補として指名されたケイとワタルは、8ヶ月の間に五つの役を演じて競うことになった。ふたりはそれぞれ自分の芝居で全力を尽くす。無名の新人であるケイの大抜擢を妬む者たちによって、様々な罠がしかけられる。果たしてケイは自分の役を演じきることができるのか?」・・・これ、ほんとに『ガラスの仮面』なんですけれど。確信犯かもしれない。でもって、そうとわかっているのに、読むのやめられないって、この手の話のお約束?面白かったです。榛原に対して複雑な愛憎を抱いている連城が、時に自暴自棄な狂気に取り付かれつつも、最後の最後で踏みとどまっているところがミラージュと違っています。連城がもしかしたら、榛原の一番の理解者かもしれないという話でもいいし、ケイのことをガードしつつ最後の最後にケイによって作品を昇華させるという話でもいい。妙なところに走らずに着地してくれたら、いいなあと思いつつ、続きを買って来ようかなと思ったり。(そんなことをしているヒマはないはずだろう、自分。)

投稿者 SOKE : 21:03 | コメント (0)