■ 2005年05月31日 ■ 10年目の神戸

大阪から新快速で神戸に向かい、神戸の町を歩いて、神戸の宿に泊まった。よそから来た人間の勝手な思い込みかもしれないけれど、普通の風景を見ているのに胸がざわざわするような気がした。今回の研修は、神戸の人たちのたっての希望で、10年目の神戸を見てくださいという気持ちをこめて開催された。10年前の震災の際には、全国からの援助と励ましが寄せられた。そのことへの感謝の気持ちをこめて開くのだという話だった。実際、行き届いた世話をしてもらった。お弁当ひとつとっても、こんなに吟味された心のこもったお弁当は食べたことがないという品物だった。研修も、タイムリーでためになるものだった。日常を取り戻した神戸の人たちの努力とパワーに頭が下がる思いがした。と、同時に震災の記憶が残る神戸の町に心の中で手を合わせた。そして、最近の事故のこともいつも気配を感じていた。JR西日本の職員の人たちの緊張が社内アナウンスからも、窓口の対応からも伝わってきた。場所が見えるわけでもないのに、記憶の底の映像がちらついた。時間が解決しないことはない。けれども、記憶が消えることもない。それらを抱えたまま、それでも回復していくことを心から願いたいと思った。

投稿者 SOKE : 2005年05月31日 01:52
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