彩雲国最新刊は、不定期刊の『ザ・ビーンズ』誌に掲載された短編二編と、書き下ろし短編が一編と超短編が一編収録されている。このうち『会試直前大騒動』は雑誌掲載原稿を大幅に改稿して、ストーリーはだいたい同じだけれど全然別物になっている。扱いとしてはシリーズ番外編なんだろうけれど、この先本筋にかかわってきそうな伏線を盛りだくさんに仕込んであるので、抜かして読むわけにもいかないだろうな。この本で明らかになったのは、主人公秀麗の母親がただものではないということと、第一巻でちらっと出てきた八仙の話をまじめに書こうかなという決意表明だ。今でさえ、風呂敷が広がりすぎて、話が王都に戻ってくるのか?、秀麗と劉輝のお話はどこにいっちゃったのか?という状態なのに、これ以上ややこしくして大丈夫なのかしらん。ひとつひとつきちんと仕上げて物語をまっとうしてもらいたいと読者として希望。このたくさんのいい男達の誰が最強か?というのは全然わからなくなってきたけれど、やっぱり秀麗のお父さんかしら。弟を手の内で転がしてるし。
投稿者 SOKE : 2005年04月29日 20:07