無幾庵さんの日記に、科学と学習の話がでてきたので、思い出話なんぞをひとつ。私の小学生の頃、金沢にも転校先の神奈川にも、科学と学習の販売網は浸透していた。金沢は家まで届けてくれるのだったかな。神奈川は放課後学校で売っていたような気がする。私は科学の付録も学習の別冊読み物も大好きだったので、科学と学習が欲しくてたまらなかった。ところが私の両親は買ってくれなかった。家が貧しくて・・・というわけでもない。三人姉妹の三番目だもんで、姉二人の時に親としてはいろんなことを一通り経験済みだったので、たいそう教育不熱心だったのだ。姉達が行っていた習字もそろばんもヤマハ音楽教室も通わずに、子供時代を過ごした。その反動で自分の子供にはひととおりやらせてみたが、長女でやってみて飽きた母親は次女は通わせてなかったりするのだった。あ〜あ。うちの次女は気にしてないみたいけれど。家でマンガや本を読んでるのが好きな人だし。科学や学習やこどもチャレンジだって、頼まれてもいないのに、買ってやったさ!それも未使用のまま積み重なっていくのをみると、途中でやめてしまった。さて、
学習と科学。与えられないと欲しくなるのが人のさがなのか、単に私の性格なのか知らないけれど、自分のを買ってもらえないぶん、私は姉の本を隅から隅まで読んだ。上の姉とは五才、下の姉とは二才年が違っているので、私が読んだ科学と学習は学年が二つと五つ違っている。だから同学年の人と思い出話にならないんだけれど、あの手の雑誌は同じような記事を繰り返し載せているから、そんなに違わないと思う。二番目の姉も定期的には買っていなかったかもしれない。ので、五才年上の姉の本がメインだった。科学は毎号ついてくる付録がなによりうらやましかった。鉱石の標本セットの中の石が珍しくて、(姉の留守に)見ていた。解剖セットのハサミがちょっと怖かった。あやしげな薬品を混ぜて作ったジュースを飲まされた。科学に載っていたやり方を見て、茶筒でアイスクリームを作ったことがあった。美味しかったかどうかは覚えていない。茶筒を冷やすために雪を洗面器につめて塩を振った記憶があるので、季節は冬だったんだろう。寒い季節にアイスクリームはさぞ冷たかっただろう。そんなふうに日々の暮らしの中でそういう本を読んだ記憶は何かの役に立っていたと思う。学習は付録が本だったり漢字特集だったりするぶん、科学より地味な印象だが、読み物特集に収録されたお話を、最初から最後まで読んでいたと思う。全然覚えていないんだけれどね。読めばきっと思い出すだろう。民話や外国の話や現代の話やいろいろバラエティにとんだセレクトだったと思う。ツタンカーメンとかカーター博士の話も学習で読んだ。そこから絵文字解読の話やトロイ発掘のシュリーマンの本へ行くのは、これもお約束みたいなものじゃないかしらん。そういう本は図書館で探して読んだ。私の科学と学習の思い出は、年齢的には少し背伸びしつつ、読みたい気持ちだけで理解がともなっていないし記憶もあいまいなんだけれど、何かとても貴重な思い出として残っていたりする。
科学と学習のみならず、姉の持っている本は何でも読んだ。だから漫画なんかも微妙に世代が上のものをかじっている。五才も年上だと小さい頃は姉は大人みたいなもので、妹に本なんか見せてくれなかった。汚されたりするのがいやだったんだろう。そこはそれ、妹はこっそり読むのだった。友達から借りてきた別冊マーガレットなんて絶対見せてくれなかったけれど、私は読んでいた。わたなべまさこさんの『亜紀子』の総集編とかね。『ギャングとお嬢さん』とか、読むだけの価値があるでしょう。そんなふうな子供時代だったので、私は図書館の使い方を自分で学習したし、市内の本屋を自分の足でまわって本を探すことも早いうちから始めていた。自分の子供達に科学や学習のみならず、本とか漫画とか欲しいものがあったらいつでも買ってあげると言うんだけれど、「別にないよ」と言われてしまう。なんで。親が協力的だと子供は消極的になるのか?まるマも彩雲国もEDGEものだめもハチクロもエマもデスノートもヒカ碁も、母が嬉々として揃えてしまうので、それで満足だって。友達情報で新しい本を開拓しろよ。というと「ママの本の方がおもしろいし〜」と言うのだ。喜んでいいのか悪いのか。おたくの子はおたくに育たないのかも。・・・ちなみにビレッジバンガードもアニメイトもブックオフも定期的に私と巡回している次女は、いとこのおねえちゃんに「ちょっとそれ濃いよ。○ちゃん。」と言われてしまったのだった。全然濃くないよ。
投稿者 SOKE : 2005年04月06日 08:58全然濃ゆいよ、SOKEさん>(笑)
私、最盛期だってアニメイトまで巡回してなかったもの。
それはさておき、
無機庵さんの日記も拝見しながら記憶をたどっていたのですが、学習の別冊ってどういうのでした?
科学のふろくは鮮明に覚えているのだけれども、学習の別冊には強烈な思い出がなくて…、
いったいどういう特集だったのだろうか?…と。
小学4年の時に納得できなかったこと:
科学のふろくに「こんにゃくを作るセット」がついてきて、こんにゃくを作ったのですが、
「注意がき」に「このこんにゃくを食べてはいけません」と書いてあった。
今にして思えば食品衛生法なんとかなんでしょうけど、もちろん4年生には納得できず、
「このこんにゃくと、ハウスのほんとうふはどう違うのか?」と聞いて母を困らせた。…鮮烈な思い出です。
科学と学習! 横浜の私の小学校では学校の前に販売車が来て売ってましたよ。
「読み物特集」は夏休み用の付録ではなかったかな。豊島与志雄の「シャボン玉」という涙なくしては読めない超傑作童話(子供を亡くした手品師が魔法のシャボン玉を作る話)が載っている号があって、忘れられませんでした。大人になってから、幻想文学系の雑誌に採録されているのを見つけて、本当に嬉しかった。
科学の付録は面白かったのに、きちんと説明書を見なかったので、ちゃんと使えなかったような気がします。
あと重宝したのが6年生のときについていた、便利手帳みたいな小冊子。子供でもできる簡単なお料理が載っていて、私はそれを読んで料理を覚えました。初めて家で自分で作ったのが、マカロニ入りのオムレツ。
以来、本を読めば自分で作れることがわかったので、中学校から勝手に自分の食べるものを作っていた気がする。
由比さん、私の場合、姉の本だったので全然記憶があてになりません。一度だけ自分用に学習の読み物特集号を買ってもらったことがあります。それは休み前の増刊号みたいなものだったと思います。私は姉の作ったジュースを飲みましたよ。炭酸水を作る実験だったようです。食品衛生法無視(笑)
有里さん、「一人でできるもん」の本バージョンですね。学年誌もそうですけれど、科学と学習も人それぞれいろんな思い出がありそう。私は、なによりも少女マンガ誌の記憶が鮮明ですが、あれこれ書いていると芋づる式に思い出します。料理といえば、やっぱり姉が買ったお料理の本でお菓子の作り方を覚えました。最近全然作らないからすっかり忘れたけれど、自分で何でも作っていた頃がありました、そういえばー
>由比さん
はじめまして
読んでくださってありがとうございます。
学習の別冊付録について、追加記事をupしました。
>有里さん
はじめまして。
追加記事に書きましたように、おっしゃるような「夏休み特集」もありましたが、それとは別の小型本の付録があったことも、憶えております。
同じ学年でも年度が違うと、多少付録のラインナップも変わったのでしょうけれど。
>SOKEさん
お姉さんがいる、という人は、あこがれでした。
こればっかりは生まれた時に決まってしまっているので、どうしようもない。
私は弟がいますので、5学年下の学年誌も見ていました。
弟の本の場合は、科学と学習よりも小学館の「小学○年生」のほうがよくおぼえています。
息子は私の本も読みますが、独自に開発もしているようです。
ただし、若いお兄さんの好むものの中には、全然おばさんの趣味じゃないものもあって(笑)。
絶対に見せられないもの(本人談)もあるようですよ。
>絶対に見せられないもの(本人談)
そういうのいいなあ。
子供の部屋で押入れ本を見つけてショックな母っていうのをやってみたい。
うちの場合、絶対に見せられないような本が
そこらじゅうに散乱していて、
子供達に嫌がられているという体たらくで。
大学生の甥っ子が、若いお兄さんの本を時々貸してくれます。
私のアンテナショップは姪と甥と次女の友達(笑)
無幾庵さんの日記で『カレーライスはみどりの店で』のあらすじを読んで
このお話は読んでいないけれど、当時の学年誌や学習や別マの絵物語を
読んだ時の感じを思い出しました。
タイトルも作者も覚えていないし、あらすじさえ忘却の彼方なんだけれど
挿絵や、なんでもない描写を覚えていたりします。
なにより、そういうお話に心をときめかせた子供の自分を
全く忘れ去っていたことに気がついて驚いたり。
無機庵さま>
内容をupしていただきありがとうございました。
なんとなく思い出しました。>学習のふろく
横レスで恐縮ですが、
>ラーメンライス
これはやっぱり育ち盛りの男の子の食べ物ですね。
でんぷんででんぷんを食べる…これも私にはカルチャーショックだった。
ところで、山のクラブの先輩に、ラーメンを引きずり出してカレーのようにごはんの上にのせて食べる人がいました。それが正しいのかと思っていたら、本来はラーメンを食べた後のスープにごはんを入れるのだそうですね。