■ 2005年02月21日 ■ <本>剛しいら『愛されすぎて孤独』

イラスト:新田祐克(Shy novels ) 大洋図書 2002/05出版
湘南の海のそばにある歯科医院の三人兄弟と歯科医のお兄さんが、サーフィンをしたり悩んだりする話。死んでしまった母親と、行方不明の父親と、刑務所に入っている父親の間に何があったのか?
・・・もしかしたら剛しいらは三人いるのかもしれない。私が大好きな硬派な剛先生と、ファンシーBL作家のしいらちゃまと、そのどちらともつかない中途半端な合体した人が。この作品は、文体は浮ついていないものの、とんでもないことを言い出す弟とか、抵抗もせずに抱かれてしまう兄とか、倫理的な基準がゆるい。しいらちゃまにはもともと倫理のカケラもないが、この人はなまじ普通の文章だったりするので、中途半端さがなんともいえずイライラしてしまう。剛先生だと思って読んでると肩透かしをくらうんである。

剛しいらブックガイド

投稿者 SOKE : 2005年02月21日 22:49
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