■ 2005年02月14日 ■ <本>剛しいら『花扇』

本当は、この本の前に同じシリーズで一冊出ているんだけれど、未読のまま『花扇』を読みました。落語家の弟子の視点から、師匠である三九亭初助の語られることのなかった物語が明らかになる。二段構えのつくりになっている上に、そこで語られる物語は、極上の味わい。下手なレビューは必要ないので、手にとって読んでください、というのが私の感想でした。
顔のない男を読んだときも思ったんですが、剛さんには、創作すること、物語を語ること、に対する真摯な姿勢があるように思います。映画でも落語でも、そこに登場する人間には、実際と同じような感情があり、人生がある。そんなふうに考える人の作品だから、安心して読むことができます。・・・全部の作品がそうではないみたいですけれど、そのへんどうなってるのか、もう少しいろいろ読んでみます。

剛しいらブックガイド

投稿者 SOKE : 2005年02月14日 21:27
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