『水の記憶』続編。マグロ呼ばわりされていた如月先生ですが、佐々木君の愛で、だんだん解凍されてきたようです。その経過すら自分で分析して、先輩の精神科医のところへ相談に行く如月先生のボケっぷりが可愛い。前作と同様、如月先生と佐々木君のお話と、カウンセリングを受けに来た患者の高校生の話が同時進行で語られます。そちらの話も、とってつけたような話ではなくて、心の動きを丁寧に書き込んでありました。剛さんの本はまだ10冊程度しか読んでいませんが、登場人物が皆、作者に愛されているように思います。話のための話ではなく、それぞれが自分の人生を生きているかけがえのない人として描かれているようです。
投稿者 SOKE : 2005年02月10日 23:36