■ 2005年01月22日 ■ <本>榎田尤利『永遠の昨日』

タイトルを見た途端にきっとこういう内容だろうと思ったら、やっぱりそうだった。それでもシリアスな始まりにもかかわらず、ギャグすれすれの描写が続き、うーん、上手いなと思いながら読んで、その上手さが作品全般にわたっていると思った。登場人物の最後のひとりまで、無駄な使い方をせず、気持ちの収まりどころをきっちりとつけるという、文章の技術も心情的な処理も的確な作品。・・・だからこそ、残念ながら私には受け入れられないみたいでした。おそらくそういう作品を書くために最初の設定があるという、その時点でアウトなんだろうなあ。でも、これって私が今読み散らかしている作品群みんなに通じることで、そういうことを言い出すのは今さらなんだけれど、ことこういうテーマの場合は、どうしても最後の一線をゆずれないというか。切ない気持ちを描くためにこうなったんだったら浩一と、浩一の家族に申し訳ないと思ってしまうんでした。

投稿者 SOKE : 2005年01月22日 08:46
コメント
■ Posted by: おクチ様 : 2005年01月22日 22:31

あら〜、ダメでしたか(笑)
ユギさんのイラストの相乗効果もあってか榎田作品の中じゃダントツ人気なんだけど。まあ、榎田さんは上手い人だけど、一番「上手く」書いた作品かもしれないわねえ。

わたくしが宮崎駿作品を苦手(術中に嵌るみたいでヤなの。「感動しろ〜」とか「泣け〜」とか)とするのと相通じる・・・?
でも、SOKEさんは宮崎作品がOKでわたくしは「永遠の昨日」がOKというのも何とも不思議(笑)

こうなったらSOKEさんが木原音瀬作品(一番救いようがないといわれるBL)を読んだ感想を読んでみたいです。

ところで「銀レク」どぉでした?(←June掲載時にリアルタイムで読んだヤツ)

■ Posted by: SOKE : 2005年01月22日 23:34

そうなんですよ。作品の出来のよさはひしひしとわかるんですが、これはだめでした。他の作品だったらOKかもしれませんが。私はこの作品のどこがおクチ様ご推薦のツボなのか、ってしばし考えてしまいました。だって、直球勝負ですよ・・・?
宮崎作品はですね、前向きに見えて後ろ向きだったり、実はロリコンだったりどろどろだったり、いろんな雑多な要素を含みつつ、とりあえず世間的には良い作品で通っているずうずうしくも純粋なところが好き(笑)。

銀レクはまだ届いていません。amazonのマーケットプレイスでドク犬と一緒に注文してあるので。CDの評判がすごくいいんですよ。まず原作読もうと思って。
木原音瀬ですか、とりあえず読むとしたらどれがいいかな?COLDシリーズあたりかな?

■ Posted by: おクチ様 : 2005年01月22日 23:59

わたくし、宮崎駿のタカビーさがヤなの。タカビーでも全然気にならない人もいるんだけど、どうもあのおっさんだけはダメ(一億総ミヤザキにしてしまう『ぴゅあ』なところに「取り込まれたくない〜っ」って踏ん張ってしまう)

いやあ、恥ずかしいぐらい直球勝負だからよかったんだと思いますよ。なんか久しぶりだな〜、昔のJ誌読んでる気分、ってなったから。

ところで榎田さんの作品に「弁護士は愛を自白する」というハンサムで大金持ちのエリートに愛されるバレエ・ダンサーの話があります。わたくしはメインのはずの恋愛のすったもんだは全然買ってないんだけど、ダンサーがどうみたって「踊る」>恋愛のところだけはえらく気に入っています。

■ Posted by: SOKE : 2005年01月23日 00:16

そっか〜タカビーか〜ハイジの頃からの長い付き合いなので、そのへんに気がつかなくなってるのかなあ。ジブリがディズニーと提携して、イトイさんが宣伝担当してるあたりに、うさんくささを感じつつ・・・・

J誌をきちんとフォローしておけばよかったって、今さらながら思いますね。いろいろと原型があったようで。いや、直球勝負も守備範囲と知って安心しました(笑)「弁護士は愛を自白する」ですね。チェックしときます。

■ Posted by: おクチ様 : 2005年01月23日 00:35

>弁護士は愛を自白する
あ、買わなくてもいいと思いますよ。立ち読みで充分かと。

■ Posted by: おクチ様 : 2005年01月23日 00:38

木原さんのはまずは鬼畜医者3部作でしょ、やはり。

■ Posted by: SOKE : 2005年01月23日 11:27

『WEED』( ビーボーイノベルズ)ですか?三部作ということは三冊?

■ Posted by: : 2005年01月23日 22:28

『WEED』『FLOWER』『POLLINATION』、3冊。どれもBBNです。中で一番救いようがなくて一番人気があるのは『FLOWER』かな。一応続編の『POLLINATION』で救おうとしているけど・・・。
あと、『CHANGE IT』(「こどもの瞳」BBNに収録)もどうしようもない話です。
ただ、どれも在庫切れだと思います。

■ Posted by: SOKE : 2005年01月23日 22:46

あーとりあえず、ヤフオクで様子を見ることにします。
このへんのブックオフには木原作品落ちていませんでした。
富山の方が在庫豊富なので、今度行ってみます。

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