■ 2005年01月11日 ■ <本>谷崎泉『恋をしよう』

最近の谷崎作品を読んでみようと思って目に付くと買っている。これはラキアノベルズの書き下ろし作品。五年ぶりに左遷先の南の島から帰ってきた夏目は、マンションの隣人藤原が男同士で痴話げんかをしているのに出くわす。出社してみるとそれは自分の部下だった。藤原は顔もいいし仕事もできるのに、なぜか不運を呼ぶ男。彼の関わる仕事先はことごとく倒産し、彼が好きになる男はろくでなしばかり。成り行き上、藤原の世話をやいているうちに、夏目は家族のような気持ちになっていく。
BLらしいラブシーンはラストにようやく出てくるという掟破りの(笑)それまでの経過を描く作品。しかも主人公は、左遷されてやる気をなくした商社マンと、不運を呼ぶ男。それでも面白く読めたから、やっぱり谷崎さんは上手いと思う。でももしこの藤原が女の子だったら、面白くないかもしれない。男運の悪い、不幸な女の子のラブストーリーなんて読もうと思わないかもね。じゃあ、なんでBLだとOKなのか、というのも謎だなあ。

谷崎泉さんのHP
20万ヒット記念のSSがあります。お題は小豆。笑えます・・・・
http://www.ne.jp/asahi/megumi/hp/teketeke.html

投稿者 SOKE : 2005年01月11日 09:09
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