これはビーンズ文庫から出ている『歓楽の都1 手折られた青い百合』の、作者自身による同人誌。商業出版の際に削られたエピソードを読みたいという声が多く、このたび同人誌として発刊された。内容は、ショウとレイが一線を越えるというお話。・・・これがすごくよかった。このエピソードがあるとなしでは、本自体の評価が変わってしまう。この話をビーンズで出してしまったのが、そもそもの間違いではないか?と思ってしまったくらい。私が『手折られた青い百合』を読んで物足りなく思ったのは、宝石という仕事と、レイとの関係をどう両立させるか曖昧なまま話がすすんでいくことだった。しかし、本気でそこを書こうとするとそれは大変だ。その一端を見たような気がした。でもほんとに、どうするんだろ。これはもう本編に入れようのないエピソードで、自ずと本編は違う道をたどることになる。その行く先はどこになるんだろう。
おまけとして、雪舟薫さんがファックスにこっそり忍び込ませた宇宙人の絵が収録されています。とってもラブリーな宇宙人。このまま表紙に登場してSFになってしまうのもまた楽しいのではないかと思いました。
もう一冊の同人誌も『運命は剣を差し出す2』の裏本なんですが、これは本編をまだ読んでいないので、あとのお楽しみ。両方とも、通販可能なので、ご希望の方は駒崎さんのHPをご覧ください。
作者の公式HP「楽園貴族」
http://members.jcom.home.ne.jp/y.komazaki/
『歓楽の都1 手折られた青い百合』感想
http://park3.wakwak.com/~winter/mt/archives/000555.html
ぱらぱらっと見たところ、ありふれた話のようで、しばらく手に取らずにいたのだけど、読んでみたら、レイとショウの関係がすごく好きだった。踏み込まないけれど、このうえなく大切なものという感じがして。でも、宝石という職業と、愛は両立しないから、どうなるんだろうと思いながら、2を読んだ。私としては、一番、心地よいとこにおさまったようで、ますます好きになった。ダメというのではないけれど、関係を持たないことが心地よい。そのことが、レイを特別化するからなのかなと思う。というところに、この同人誌。このバランスの取れた、優しい2人の愛が、どう変わるのか楽しみな一方、このままでいいのでは、とも思ったりしている。
ミステリーは、ほんとに、ありふれたお話。でも、なんか、クリスティーの短編みたいで、嫌いじゃないかな。淡々としていて、ロンドンの風情があって、ちょっとくだらない題がついてる。
いや、読んだらわかると思うよ。ショウがね。ほんとにけなげでね。でも、そっちの話をメインにしてしまうと、ミステリ仕立ての話は無理になりそう。だから、判断の難しいところだけれど、ビーンズの方はどっちに向かうのかなあ。
ビーンズ文庫の新作を読んで、やっぱり同人誌が欲しいなぁとダメモトで著者サイトを見に行ったら、通販が再開されてました。(前回行ったときは、通販停止中だった)
図書券が一枚だけ家にあったので、あわてて申し込みました。忙しそうなので、届くのはずっと先だと思いますけれど。
そうなんですよ。同人誌があるよ、って一月に書いてますけれど通販始まったのは、ついこのあいだで。もし売り切れたりしてたら、私のをお貸ししますよ。駒崎さんの本はこのシリーズしかまだ読んでなくて、まだどんな人かわかってないんですが、好きなところと甘いかなと思うところがあって、判断保留中です。これもビーンズですね。やっぱりBLテイスト。
駒崎さんはホワイトハートのは全部読んでます。
《足のない獅子》&《黄金の拍車》は、12世紀のイングランドを舞台にした軽いミステリーで面白いですよ。ご本人(史学科出身)の専門の時代なので、考証もしっかりしてます。修道士カドフェルがお好きならお勧め。あ、BLじゃないです。
現代のホテルを舞台にした《クィーンズガード》は、設定の甘さが目に付いてイマイチ。
ミステリーとしては設定が甘いところが目に付きますね。キャラクター小説としては少しキャラが弱いかな。
《足のない獅子》は舞台設定のうまさで得をしているところはあります。
歓楽の都は主人公ふたりがビジュアル的に好きなので。設定はやっぱりちょっと脇が甘いかな。
あ、友達もそのイングランドのが面白そうって言ってました。
イングランドがご専門なんですね。そうか、史学科か〜
カドフェルは友達に好きな人が多くて課題図書です。まだ二冊くらいしか読んでいないんで、はまるところまでいってないんですが。
駒崎さんは詰めの甘さがあるにしても、安定感はありますね。
このごろ読んでる本の中にはどうしようもないものもたまにあるので。
もうちょっとの所をがんばっていくと伸びるのになあ
・・・と、人のことなら何でも言えますが。
あの二人のビジュアルがお好きなら、同じ雪舟さんのイラストで
松岡なつきさんの『FLESH&BLOOD』が面白かったですよ。登場人物が多彩です。http://park3.wakwak.com/~winter/mt/archives/000446.html
『FLESH&BLOOD』はやおい読む男性が褒めてたので、私でも読めそうな気がします。
今日はをたくさん置いてある本屋にいく予定なので、フジミの残りと『FLESH&BLOOD』を探してみます。
『F&B』・・・BLと言うより、あの時代を書きたかったんだなと思いつつ読んでいます。
無敵艦隊まで書いてくれたらうれしいんですが。
フジミも続行中のようで、何よりです(笑)
圭のぐるぐるがOKなら、もう全然大丈夫。
だって、ずーーーっと、ぐるぐるしてますから。
『華麗なる復讐』の手前まで。
『炎の蜃気楼』の直江とどっちが回ってるかっていうくらい。
直江は自尊心と愛情の間で回ってますが。(圭もかなあ)
魚住君も面白いようですね。今月はもう時間がないですが、
来月には読んで、それから有里さんちの感想を読みに行きます。