今さんのイラストに引かれて手にとったシリーズ。主人公は安部晴明。強力な式神の涼牙と弟子の鬼王丸が主要な登場人物。短編連作で、さまざまな物の怪や怨霊や魔を晴明が調伏していく話。このお話の晴明は端正な美青年で、霊力は強いけれど、心優しい弱さのある人間として描かれています。涼牙は魔でありながら、晴明に惹かれ、彼の力で式神として使われているけれど、友人以上恋人未満あたりの位置でセクハラに励んでいるといった感じ。これもまた野性味のある美青年という設定。鬼王丸はそんな二人の間で、ちょっとなごみ系の少年かな。2000年から陰陽師のアンソロジーに掲載され始めた話で、その都度イラストが掲載されていたらしくて、イラストの枚数が普通の本よりもすごく多い。なかなか目の保養です。主役ふたりが美青年なので、美青年を書くぞ〜と意識して描かれたような絵が楽しい。これが本業に反映して、味噌屋の若旦那とかが出てきたんじゃないかと思う。今さんが、もともとは地味な作風だったのに、ここのところ艶がくわわってきたのは、こういうノベルズの挿絵の仕事の影響もあるんじゃないか、と私は勝手に想像したりします。
嶋田さんの本を読むのはこれが初めて。好きなエピソードや好きな場面がところどころにあって、いい感じなんだけれど、突き抜けて迫ってくるところの一歩手前みたいなもどかしさがあって、そこを越えるかどうかがまだわかりません。でも、そういう状態だからこそ、短編連作は続くのかなあと思ったりもするので、続きを追いかけてみようと思います。晴明ものはこのごろ山ほど出ているし、魔物や物の怪や式神のエピソードは他のいろいろな作品と被る。少年陰陽師のコンビの青年版みたいで。そもそも今さんの百鬼も被ってる。イラスト専門の絵描きさんが挿絵を入れる場合と違って、漫画家さんの挿絵はけっこう、作家さんにとってはスリリングなんじゃないだろか。絵だけではなくて、話も作れるわけだから。読んでいて、今さんが漫画化した画面が頭に浮かぶのでした。実際8ページの漫画がノベルズに方に載っていて、この出来がすごく良いのでした。これに負けないくらい楽しい話を作ってもらって、漫画作品に影響を与えるリベンジを期待。いや、もうすでにあるのかな?どっちがどっちかわからないけれど、雪女とか。
平安京伝奇 宵闇の鎮魂歌
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平安京伝奇 花影の刻
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又しても、影も形もないまるマを探して、ふらふらしてたら、ついと目を惹きつけられた。手に取ってみたら、これだった。やっぱり、目立つねえ。きれい。
花影の刻。すごく好きでした。気持ちよく、泣けた。哀しくて、艶めいているのに、清冽で。なんだろう。突き抜けて迫ってこないってことなのかな。今ひとつ、踏み越えない抑えたところというのは、なんとなく感じていて、でも、そこが好きなんじゃないかと思う。優しい文体も好き。うかつには言えないけど、なんだか花郁さんみたいだなあと思った。宵闇も探してこよう。
またマが見つかりませんか?いっそ買って送ってあげようか。それともamazonとかbk1を利用したらいいと思うよ。私の感想が素直に感動したとか書けないのは、陰陽師関連の本をたくさん読んでいるせいで、先に読んだそういうのと比較検討してしまうせいだと思う。発表時期がそれぞれ違うし、相互に影響しあってるだろうし、どこが嶋田さんオリジナルなのか、まだつかめない。その中で晴明と涼牙と鬼王丸の三人の関係だけについていえば、まだわからないしね。あ、宵闇の鎮魂歌の方は同じシリーズでありながら新書版なので、並んでる場所が違います。ええと、文庫よりももっと探しにくい場所にあると思われますので、がんばれ。平積みの本の表紙が大変だぞ。わはは。
え〜い。さっぱり分からん。おまけに、何をがんばるんだ?もう、毛嫌いしてないで、amazonにしなくちゃムリかも。移動時間が、もったいない。
百合は、なかった。案外、このコーナー、動くのが早い。かと言って、題名を見たって、何がなんだか、さっぱり・・ひっくり返して、CASTを
見てみれば、見覚えのある名前があったりして、ちょっとは見当がつくようで、やっぱり、さっぱり分からないのでした。
百合。面白かった。ストーリーは、あるようなないような話なのに、キャラが魅力的なんだな。続編て、入ってなかったっけ?買おうかな。でも、作者さまの解説を見てると、レイが出ないような?
続編は『譚詩曲の流れ行く』です。箱に入れたかどうか忘れた。それ読んだら、同人誌も貸してあげましょう。(と、空手形を連発する。言ったそばから忘れるので、あとで請求して)レイは出てくるんじゃなかったかなあ〜?私は、『しあわせにできる』の四巻を読み終わったところです。・・・徹夜・・・あと二冊がんばります。おもしろいよ。これも次回のお楽しみにどうぞ。