■ 2004年11月23日 ■ <外伝>秋月こお『王朝十六夜ロマンセ』

小説charavol.11掲載。王朝ロマンセシリーズも春夏秋冬で終わりかと思っていたら、これからも続きそうな気配です。次々と新しい登場人物が出てきて、それぞれ個性的。もうほとんどBLの範疇には収まらなくなってきたんじゃないかと思うのですが・・・小説charaを買ったのは初めてで、まだ他のお話は読んでいないけれど、ぱらぱらめくってみたら、どのページを開いても、コトに及んでいるような感じなんですが(ちがう?)この中で、この話って浮いてるんじゃないかなあ?平安時代の話なので、言葉遣いが現代ものと違うし、敬語が多いし。主人公の千寿と、諸兄の仲はもう出来上がっていて、そのへんでどきどきすることはないんですが、予想通り、主従の身分が逆転していく話になりそうです。そういう含みを持たせた上で、千寿を大事に思うあまり、閉じ込めようとする諸兄と、それに反発する千寿を描いているところが上手いなあと思う。業平と国経の関係も、国経の複雑な胸中を描いて過不足ないし。たくさんの登場人物がそれぞれ個性的で、政治的な人間関係のしがらみの中で、主人公達の気持ちが揺れ動きつつも収まるところにすとんと収まっていく、秋月さんの最近の作品はそういうところが面白いなあと思います。

投稿者 SOKE : 2004年11月23日 23:22
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