■ 2004年10月27日 ■ <本>久我 有加 『何でやねん!』全二巻

これも、ネットのどこかで書評を見て購入。関西弁のBL。主人公のふたりが漫才コンビを目指す話なので、お笑い系で、明るく楽しいお話かと思ったら、とんでもない。なんだかとってもまじめなんですけれど。いや、BLって基本的にすごくまじめですよね。イラストは山田ユギさん。『どうして涙が出るのかな』の主人公ふたりとイメージがかぶりました。
第一巻は高校生の時の話。第二巻は9年後の話。無愛想な高校生相川仁は入学したばかりの高校で、突然「マイスイートハニー!」と抱きつかれる。それは同じクラスの土屋来だった。土屋は小さい頃から漫才芸人になるのが夢で、相川を見た途端、これが理想の相方だと運命を感じたのだそうだ。ところが、相川は人に笑われるのが大嫌い。それは小学生の時の出来事がトラウマになっているから。土屋はゆっくりと相川の心を溶かしていく。
第二巻では、舞台は芸能界に移り、克服したはずの心の傷が、相川の心を再び苛みます。そのへんの心理描写が手堅く描かれています。お笑いコンビも解消か?という危機をふたりはどう乗り越えるのか?
脇を固める友人の優勝(まさかつ)とか、妹とか弟とかマネージャーさんとか、みんないい感じです。二巻で終わりにしないで続くといいなあ。優勝の話が読みたいな。

投稿者 SOKE : 2004年10月27日 15:17
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