二枚組のCD。フリートークは15分程度で、あとは全部ドラマ。二時間近い力作です。でも、やっぱり原作を読んだ時と同じ印象。すいません。私はショタはだめです。だからそういう場面は聞いていて困る。CDの千寿丸は原作やイラストよりも少し大きな少年っぽい声で、それはよかったんだけれどね。
で、このCDで何が楽しいって、お堅い諸兄を森川さんが、軟派な業平を置鮎さんが演じているところです。森川さん、あんな甘いたらしの声で諸兄演じるのってミスマッチで面白い。原作一巻の諸兄はあんまり面白くない男だけれど(巻を追うごとにいい男になっていきます)森川さんの声でずいぶん魅力的になりました。そして業平@置鮎さん。私は最近の置鮎さんがどんな役をやっているか、全く知らないにわかファンですが、ここのところフジミのCDで延々と悠季役のモノローグを聞いていたので、10年後の置鮎さんの声がこーんなに大人になってるなんてびっくりでした。悠季の声は若くてまっすぐで人が良さそうで本当にぴったりなんですが、この業平はちょっと斜めに構えたところが魅力ですね。貴族の粋人として軟派を装いながら、ものすごくひねくれたところのある業平をこの先どんなふうに演じてくれるのか楽しみです。