■ 2004年08月23日 ■ フジミ番外編『桐院小夜子さまのキモチ』

富士見二丁目交響楽団シリーズの番外編。桐ノ院圭の妹の視点から見た話。第三部でいささか唐突な登場をした圭の妹の小夜子。美人でプライドが高くて、プライドを守るためには努力を惜しまない完璧なお嬢様の小夜子は、兄のことが大好き。しかし、桐院家の複雑な人間関係の中で、兄と妹は良好な関係を作ることができない。家を飛び出して、悠季という救いを得た兄に、小夜子は言う。「お兄様だけずるい・・・」
本編ではものすごくヤな女、小夜子嬢にこれだけの説得力をもたせたのがすごい。とってつけたような番外編とは違って、この一冊できちんとした話になっていました。まあ、だからといって、圭と悠季のジャマをする言い訳にはなりませんが(笑)一方、これは圭のゆがんだ性格を裏側から書いた話にもなっています。悠季以外には冷たい態度をとる圭という男は、じつは、つまんない男なんだなあって。もうちょっと妹に優しくしろよ。

追記(050205)「本編ではものすごくヤな女」という言葉にあんまり深い意味はないです。
私は小夜子さんが嫌いじゃないしね。一応、ひっそりとここに言い訳書いておきましょう。(笑)

投稿者 SOKE : 2004年08月23日 08:50
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