■ 2004年08月 9日 ■ 英国妖異譚再読中・・・

どうして、こんなに気になるのかわからないけれど、何回か読み返してしまいました。やっぱり面白いのはユウリとシモンとアシュレイの駆け引きなんだろうなあ。寄宿舎とかパブリックスクールとか監督生とか、少女マンガ的アイテムがたくさんあるけれど、そういうものを扱いながら、こまごました駆け引きが作者オリジナルなんだと思う。彼らの容姿をものすごくありきたりな形容詞で表現しているので、赤面してしまうんだけれど、そのうち「ま、いいや」と思わせるくらい、駆け引きの部分が面白い。シモンとアシュレイはタイプは違うけれど、頭が良くてプライドが高くて能力的に優れているという点で似ている。二人に比べればユウリは現実的には何も持っていないカワイコちゃん的立場なんだけれど、異界との接点に立ったときには、ユウリにしかできないことをやる。そのときにはシモンもアシュレイも何もすることができない。立場が逆転する。その面白さ。確信犯的に読者サービスをはさむ作者の思惑と別に、何か確実なものもあるような気がして、ついつい読んじゃうのが不思議。イラストが内容にあってないかも・・・と、時々思うんだけれど、それも、どこかそう言い切れないところもあって、このシリーズはそのへんのバランスが絶妙です。

投稿者 SOKE : 2004年08月09日 18:09
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