■ 2004年07月18日 ■ <本>佐倉朱里『月と芙莉花』
抑制の効いた文章で、最初から最後まで破綻なく描かれたラブストーリー。読後、なんとなく幸せな気分になれます。舞台は昔の中国のどこかの国、といった感じ。国を滅ぼされた公子と、滅ぼした国の太子の、最初は一方的な関係だったのが、次第にお互いを理解し、かけがえのない存在になっていくお話。太子がその関係に溺れる寸前であるとか、公子が生き残った家臣に謀反をそそのかされるとか、そういう話をからめながらも、やっぱり中心はラブストーリーです。終わらない月夜って感じかな?
投稿者 SOKE : 2004年07月18日 02:47