■ 2004年06月18日 ■ フランス人に少女マンガを紹介するとしたら(その1)

そういうお題をいただいて、この数日考えるともなく考えていました。フランスで翻訳が出ている漫画は『僕の地球を守って』『ヒカルの碁』『コナン』『スラムダンク』『バガボンド』『ドラゴンボール』『ビーバップハイスクール』『20世紀少年』『BANANA・FISH』などです。アニメになって人気の出た作品、絵が上手い作品が受け入れやすいそうです。
手塚治虫は絵がフランス人好みではないらしくて、人気は今ひとつですが、彼の作品の重要性は認識されていて翻訳されているそうです。高橋留美子は人気があるんだって。大友、寺田、谷口ジローは評価されているとのこと。『BANANA・FISH』は読んだ人は感動するのだけれど、知名度が今ひとつであまり売れなかったとのこと。大島弓子の絵はフランス人には受けないそうです。宮崎アニメは高く評価されているそうです。読者の好みに男女差はあまりないので、目ガキラキラのいわゆる少女マンガはダメ。「ストーリーが面白く、ユニークで人間的エピソードがあり、さらにユーモアは必須」そういうところに少女マンガの良い作品を紹介するとしたら何がいいでしょうか。
とりあえず、手当たり次第選んでみました。↓

とりあえず、「ときめきくらぶ」の少女漫画のコミックリストから手当たり次第選んでみました。

★青池保子
『トラファルガー』『 Z -ツェット-』
エロイカと言いたいところですが、とりあえず短編で。
トラファルガーは正等派の歴史まんがとして。
★今市子
『百鬼夜行抄』
これも一話完結のシリーズだから読みやすいでしょうね。
絵も上手い。日本的だし。ボーイズ系もすごくおもしろいけれど。
★岩館真理子
『アリスにお願い』『 キララのキ』
大島弓子の絵がだめだったら岩館真理子もだめかなあ。
アリスは少女の毒を描いていてしかも美しい。
キララのキは迷宮のようなお話が素敵。
★内田善美
『星の時計のLiddell』『空の色ににている』
これは井上雄彦的絵の上手さということで。
でも国内でも著者の意向により重版が出てないので、無理かしら。
★楳図かずお
『洗礼』▲『漂流教室』『ミイラ先生』『鬼姫』
洗礼なんてすごいと思う。昔のコワイ漫画も今でも十分通用するので。
★岡野玲子
『陰陽師』『妖魅変成夜話』
陰陽師は最初の三作くらいは、楽しいし絵もおもしろくていいと思う。
妖魅変成夜話は中国の話っぽいけれど、毛筆で描いてあったりしていいかも。
★漆原 友紀
『蟲師』
日本のファンタジーということで。
★岡田史子
『ほんの少しの水』
★岡崎京子
『ヘルタースケルター』
★神尾葉子
▲『花より男子』
★川原由美子
『観用少女』
ふわふわひらひらの少女まんがの典型的な絵柄だから、だめかしら。
★樹村みのり
『母親の娘たち』長い間読んでいないので、どれを選んでいいのかはちょっとあやしい。
『パサジェルカ』とかもいいと思うけれど。
★紺野キタ
『ひみつの階段』
これも少女趣味の典型ということで。ある意味男の人にも受けるかも・・・・?
★西原理恵子
どれもおもしろいけれどーどれがいいかしら。
★坂田靖子
『伊平次とわらわ』『てかてかアイランド』『闇夜の本』
私は坂田さんが一番受け入れられやすいと思うんですよ。
和ものもアジアもファンタジーもイギリスの話しもある。
こういう単純な線は受けないという話もありましたが、漫画というよりマドレーヌのシリーズみたいな
つもりで読んでいただければいいのではないかと。
★佐々木倫子
『動物のお医者さん』『Heaven!』
絵も上手いしユーモアあるし。ということで。
★佐藤史生
『金星樹』
ロマンティックSF。ほんとは『ワン・ゼロ』とかの方がいいかも。でももう古い?
★清水玲子
『秘密』▲『輝夜姫』
これも少女マンガ的絵柄で、絵が上手くて、話の内容が今風なのでいいんじゃないかなあ。
他の長編連載は読んでないので知らない。
★高野文子
『黄色い本』
チボー家の人々を読んだ感動を描いた作品だし、
日本的だし、描写がすぐれているので、いいかも。
★筒井百々子
『たんぽぽクレーター』
これは私の趣味です。絵柄がだめかもしれませんが、内容はどこに出しても大丈夫だと思います。
★鳥図明児
『虹神殿』
絵が上手いかどうかは謎だけれど、エクゾチックな雰囲気がいいかも
★名香智子
『パール・パーティー』
これもバリバリ少女漫画的絵柄。
シャルトルシリーズはフランスに持って行くとちょっとだめだろうと思うので
日本のお話で、アンジェリク的な悪女のお話なのでいいんじゃないかと。
★二ノ宮知子
『のだめカンタービレ』
私は好きですよ。絵もうまいし、話もしっかりしてる。
でもちょっと見、地味だから売れるかどうかというところは外国では難しいかも。
★萩尾望都
『ポーの一族』『マージナル』『恐るべき子供たち』『銀の三角』初期短編
ほんとうは、萩尾さんを是非紹介したいところ。できればポーシリーズ。
彼女の作品を映像化したものは『11人いる!』だけだっけ?
『銀の三角』はSFとしても素晴らしい。
★波津彬子
『雨柳堂夢咄』
和もののファンタジーということで。
★榛野なな恵
『Papa told me』『卒業式』
パパはある意味男の人にも受ける漫画なので・・・・
★ひかわきょうこ
『彼方から』
絵がうまい。ユーモアもある。話しもおもしろい(?)
私はまだ読んでいませんが、ひかわさんなら大丈夫では。
★藤原薫
『おまえが世界をこわしたいなら』
内田善美をもっと繊細にしたような絵柄。
萩尾さんの影響もあるような内容。
絵のうまさから選んでみました。
★松苗あけみ
『純情クレイジーフルーツ』
この感覚は外国人にわかるだろうか?
★水野英子
『白いトロイカ』『ハニーハニーの素敵な冒険』
少女まんがの基礎のひとつとして。
そして今読んでも楽しくてかわいい漫画。
ここから始まったという意味をこめて。
★森本梢子
『ごくせん』
アニメにもドラマにもなってます。おもしろいです。
★森脇真末味
『ブルームーン』
緑茶夢のシリーズも好きですけれど。
★矢沢あい
▲『ナナ』▲『ご近所ものがたり』
実はあんまり読んでいませんが絵が上手い。
かっこいい、今風ということで。人気もあるようです。
★山岸凉子
短編もいいし、長編もいいし。
★吉田秋生
▲『BANANA FISH』『河よりも長くゆるやかに』
BANANAの方はもう翻訳が出てるのね。
河よりも・・・の男子高校生も好きなんですが、もう古いか?
★吉野朔実
『Piriod』
こないだ読んだピリオドがおもしろかった。まだ連載中。
★よしながふみ
『西洋骨董洋菓子店』『こどもの体温』
★わたなべまさこ
『ガラスの城』
これも基本のひとつとして・・・

さて、この中からいくつかに絞ります。

6月19日追記 ▲はすでに翻訳が出ていました。

投稿者 SOKE : 2004年06月18日 00:38
コメント
■ Posted by: soke : 2004年06月23日 00:09

他の方の選んだリストなどはこちら。

http://park3.wakwak.com/~winter/mt/archives/000384.html

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