さて、後半一気読み。ブラック有馬だの児童虐待だのループする話だの、いろいろ心配しましたが、勢いで読むと面白かったです。これは〜白泉社系の漫画家さんの陥りやすいワナに片足つかまってる感じがしました。話に作者自身が振り回されてしまった感じ。クライマックスが機能しなかったのは痛恨の極みでした。残念。あんなにがんばって描いてきたのに。でも、作者の意図した山場とは違うところが面白かったような気がするので、あんまり気にならない。
今から思うと、この作品の連載の頃というのは、児童虐待とかそのあたりの読み物がたくさん出て、親の幼少時の虐待が子供に対して繰り返されるというような話を一般の人もよく目にするようになっていたんですね。あんまり安易に使ってしまうと、少し絵空事になってしまう。でも、未成年の読者さんたちは、彼氏と彼女の事情に心を痛めたり喜んだりしたんでしょうか。むかし、『はみだしっ子』を真剣に読んでいた私たちのように?
この作品で私が好きなのは日常生活を送っているときの楽しい描写とか、音楽が体からあふれでてくるという一馬君のお話とか、だな。作者の持ち味は本当はそのへんにあるんじゃないだろうか。ブラックの描写はえぐいけれど、現実感をともなわない。
LaLaと花とゆめを読まなくなってずいぶんたつけれど、いろいろ読むにつけ、この会社の売れてる作品はどこか空っぽな部分ができてしまう感じがするなあ。一生懸命描かれているのに、まじめなのに。編集方針のせいなのかな。
有馬君が保育士で雪野が医者になったり・・・しない?
あのかっちょいい父親は、あの人を釣っていったい何をする気やら。
ちょうど今、アニメをやっていたので見ていたらびっくり。エンディングが『夢の中へ』だよ。
陽水おそるべし。いろんなところで使いまわしてるなあ。