うちの子供は、今回の事件の子供たちとほぼ同じ年代だ。中学一年生で、このごろメールやチャットを頻繁に使うようになった。友達の中にはHPを作って自作の小説や詩を書いている子が何人かいる。テレビで報道された加害者の日記に書かれた「うぜー」などの言葉は、ネット上では普通に使われているので、それが何か特殊な心理状態を表しているわけではない。『バトルロワイヤル』はクラスで人気のある作品だそうだ。私は、あの手の映画や小説は見ないので、内容はしらないが、小学生の頃から、みんながおもしろいと言ってるよ、という話は聞いていた。私が昨年作って管理している子供用のパスワードつきの掲示板には、さすがに中学生になってから書き込みは減ってきた。それぞれ自分達で場所を作ったんだろう。半年ほどの間に、なりすましとか、ブラクラをはったりとか、人の悪口を書くようなことはしょっちゅうあった。そのつど、ネチケットのHPを読めと言ったり、IPで誰かわかるんだからそういう行動はよせ、と説教をした。軽い悪意やもめごとも、それは日常の一部なのだ。そこから重大な事件が起こるような感じはまるでない。
では、事件を起こした子供が特殊だったのだろうか。性格が異常とかそういうことだろうか。
それも違うように思う。ただ、普通はそこまでいかないのに、何か条件が重なった上で、少ない確率ではあるけれど、確実にそういう事件が起こるような下地が形成されつつあるんじゃないだろうか。そのきっかけが何なのか、総合的に考えていくことが必要だし、何かわかりやすい犯人を捜して、それを規制するということでは、これから起こる第二、第三の事件を防ぐことは不可能だろう。
社会全体が、以前の常識では判断できなくなっている。枠組み全体がきしんでいる。
それを小手先で変えることはできないんだろうなあ。
ところで同時期に金沢では高校生による事件が起こった。ローカルでしか報道されなかったし、その報道の仕方も、かなり規制がかかっている感じがして変なんだけれど、中学時代の同級生の家に、高校生が侵入して、金槌でもとクラスメートの女の子とその妹をなぐり、逃走したという事件。数日後に犯人は捕まったが、事件を起こした動機が、高学歴の父親から成績のことでしかられ、人を殺して死刑になりたかった、というものだった。女の子は頭蓋骨と腕を骨折して重傷だ。自分の家にいて、突然入ってきたもとクラスメートに襲われるなんて、誰が想像できるだろう。このふたつの事件に共通のものを感じたのだが、そういう報道は全然なかったな。
佐世保の事件に関するネット上の記事
佐世保・小6死亡
http://www.yomiuri.co.jp/features/sasebo/
いしかわじゅん
http://hw001.gate01.com/jun-i/
moriyama’s diary
http://www.moriyama.com/diary/2004/diary.htm#diary.04.06.07
歯車党日記
http://haguruma.2log.net/archives/blog80.html
風野ドクターのコメント
http://homepage3.nifty.com/kazano/200406a.html#01_t2
http://homepage3.nifty.com/kazano/200406a.html#02_t1
http://homepage3.nifty.com/kazano/200406a.html#04_t2
鳥越俊太郎
http://www.1101.com/torigoe/index.html
ツキモトユタカのマイニチ
http://blog.tsukimoto-yutaka.com/archives/820538.html
金沢の事件は昔わたくしに実家の近所であった事件に似ています。
だからかな〜、うまく言えないんだけど佐世保の事件とはちょっと違うような気もするんだけど。
この事件はじつはすごく身近に起きていて、びっくりしました。・・・確かに、ちょっと違うかもしれないんですが、動機の浅さと実行することの重さのギャップの隔たりを一気に越えるあたりが、なんだろうって感じでした。