■ 2004年04月15日 ■ <本>『ジャック・オーブリーシリーズ』第三巻

歯医者の待合室で下巻三分の一を読了しました。いや、まさかこんな冒険活劇みたいな展開になるとはね。ダイアナをめぐる三角関係。私はこのあたり、『天上桟敷の人々』の夜明けの場面を思い出しましたが。作者の頭の中にちょこっとあるんじゃないかなあ?とすると、ダイアナはガランスか。ガランスより世俗的だけれど。
映画のBJシーンがこんなところにあるとは思わなかったです。しかも気を失ってるし(笑)ドクターがうなされて、あることないことしゃべってしまうっていう所が、時代はナポレオンの頃でも、20世紀の作品だなあという感じで。こんなところが妙にフェア。
ドクターってほんとに、冷静な科学者のくせして、実は熱血漢で、カメで元気になるおもしろい人だ。インドの女の子の話がかわいそうで。あの腕輪は危ないなあと思ったんだ。あのへんは何故か坂田さんの描くアジア変幻記のイメージで読んでたので悲しかったです。

あ、もちろん帆走シーンや戦闘シーンも面白いんですが、なんせ『ラッキージャック』だし、20巻まで職務をまっとうしていることだし、どうせ勝つんだろう、負けても捕虜になるくらいだろう・・・というような楽観的な読み方しているので、はらはらどきどきしないんですわ。戦術的にいろんな知識があれば、比較対照したりできるんだろうけれど。その点、映画の映像はすごいかも。いやおうなしに戦闘場面にひきこんじゃうから。そうして私は登場人物たちの来し方行く末に注目して読んでしまう。キャラ読みってやつですか?人の良い使節ってのも、飛行機が未開の地に墜落して生き残った乗客たちの話っていうB級映画があったんだけれど、そこに出てきそうなエピソード。(太鼓の音が聞こえる異教的な場所ってのが)軍人達が戦闘がない時間は客や士官をもてなしてるような場面もおもしろい。

投稿者 SOKE : 2004年04月15日 16:42
コメント
■ Posted by: とーこ : 2004年04月16日 12:26

>はらはらどきどきしないんですわ
これは、オブライアンがこの巻についてはそういう書き方しているから、致し方ないですね。それが全く書けない人ではないんだけれども。4巻ではラッキー・ジャックもスティーブンも苦い敗北を体験するし、5巻では艦内に伝染病が流行して皆がばたばた倒れていく…私、ここは去年の今頃(毎日SARSで今日は何人という数字が発表されていた頃)に読んでいたから、十分にこわかった。

 指をやられてしまって以前のように銃が撃てなくなってしまったドクターが、無理矢理マストを登ってしまうエピソードが好きで、迷っている一面もありながら反面では拷問にも屈しない強固な意志の持ち主である…という多面性が彼の魅力かな。

■ Posted by: soke : 2004年04月16日 19:40

この巻を読んだ段階での感想だからね。とーこさん。巻を追うごとに変わると思うよ。今のところ、自分の守備範囲の中で比較対照しながら、様子をさぐっているところ。全体が見えて、繰り返し読んでるうちに、このシリーズの特徴が掴めると思うんですけれど。で、今日は映画原作の巻を買ってきました。まあ、ネタばれも抜かさずに読もうと思ってます。

ジャックは単純明快かというと、直感でかなり真実に近いところを見る力がありそうだし、スティーブンは深謀遠慮の人のように見えて衝動的だったりするし、そのへんのバランスがおもしろいわ。

■ Posted by: soke : 2004年04月17日 16:51

ひー、10巻冒頭。ネタばれの嵐。
とーこさんのネタばれをせずに読む方法を読んどけばよかった。
でも、もう斜めにざっと読んじゃうことにしました。

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