書店で平積みになっていたので買った。遠藤淑子の新刊。1997年から2001年にかけて、いろいろな雑誌で描かれた短編が7編と書き下ろしエッセイが二本収録されている。しょっぱなの『敏腕 茂合課長!』にがつんとやられるが、あとの6篇は金物屋系(?)ではないので、ゆっくり読める(笑)
ちょうど『へヴン』と同じ頃に描かれた話だろうか。それまでの作品と、ちょっとシビアな作品の中間に位置するような作品群。この絵でこの話を描くか、という驚き。予定調和に収まらない現実の厳しさと、お約束の救いの手の混ざり具合。そして作者の目が客観的でひいたところにあるのに、最後の最後にはほんのり暖かい。そういうもののバランスが絶妙で、ひところの川原さんに通じるおもしろさ。
この調子で道を極めて欲しいなあと思うんだけれど、ほんとの最近作は何だろう。このごろ白泉社系の本は読まないので知らない。そして、巻末の単行本リストが12冊しかないのに驚いた。今までのかなりの作品が絶版で、復刊ドットコムで交渉中だという。ブックオフで集めた単行本を、ちゃんととっておこうと思いました。
つくづく、かぶるなあと思います。
もちろん私も発売日に買ってしまいました。ほとんどは、単行本をま●だらけで買ってあつめていたけれど、今回、また、こういう順序で読むと、SOKEさんの感想にうなづいてしまいます。私は、ヘブンが一番怖かったかしら。
私も『ヘヴン』が一番好きですよ。あのぎりぎりの感じが。でも、そもそも遠藤さんを読み始めたのは、「ゆっこ先輩」(笑)の強力プッシュのおかげです。でも、始めはいろいろケチをつけていたという過去が・・・