別に知らないところへ行くわけでもないのに、いちいち目的地を設定して運転している。だっておもしろいんだもん。遠い場所に行く場合はルートをいくつか最初に出してくれる。このへんはネットの経路探索と同じで、料金を優先するか、距離を優先するかによって、ルートが違う。ごくごく普通の道を選ぶルートもある。
そしてどれかを選んでナビの指示通りに行くが、知っている場所だから時々違う道に入ると、しばらく沈黙した後に、今走っている道から目的地へのルートを探してまた提示してくれる。ナビには学習機能があるので、よく通るルートがやがて第一候補として現れるようになる。
今日いつもより長い距離を走っていて思ったんだけれど、時々ナビが思わぬ場所で曲がれという。これは私がいつも通っている道以外にほんとうはもっと近い道があるということじゃないかと思う。そのうち素直にナビの言うとおりに走ってみたら、新しいルートが開拓できるかもしれない。
お寺や町の名前や交差点の名前が、全部表示されるので、走りながら画面を見ていると面白い。(安全運転しろよ・・・)いつも通っているのに知らなかった名前がわかるので。自分の地理的認識が一挙に広がるような感じがする。
そして目的地へのデモ画面というのがある。これは目的地を設定して案内を開始する前に、経路のシュミレーションを見ることができるというものだ。ゆっくり進むこともできるし、早くすることもできる。知らない場所に行く場合は予備知識になるし、知ってる場所の場合は、知っている場所が再現されるおもしろさがある。
3D画面は市街地だと、かなり精度が高い。建物の形や高さまで表現される。DVDに収録されている情報量というのは膨大だな、と思う。だってそういう情報が全国津々浦々の分全部、一枚に入っているんだから。行ったことのない知り合いの人の家を目的地にして、ナビのデモを見れば、その人がどんな環境に住んでいるのかがある程度わかる。お店がどこにあって、駅からどれくらい離れているのか。
そしてこんなことも考えた。ナビは最新の情報が一番役に立つけれど、もうなくなってしまった町の地図もこんなふうに再現できるんじゃないかと。無くなってしまった町の様々な情報を集めてDVDに収録して、その中を自由に動くことができるようにする。いろんな時代のいろんな都市の中を旅できるDVDというのも面白いんじゃないかな。もうそういうものはあるかしら?
『地図を読む』をいう本はいろいろあって、ナビなんか使わなくても、地図を見れば様々な情報を得ることができる。ただ、それを立体化するにはある程度の知識と実体験が必要だ。それと、自分の体験というのはいろんな面で自分の癖があって、ものの見方や認識の仕方は人によって相当違うと思う。ある程度客観的に組み立ててくれるナビみたいなシュミレーションシステムはそういう癖をあらためて知らせてくれるかな。
しかし、ナビをオンにしていると、こんなによく知っている道なのにちょっと頼ってしまうところがある。いろんなことが外部化されてどんどん便利になっていくけれど、その分人間の能力は落ちていくのかも。どんなことでも、いいところと悪いところがあるのは当然で、変化の速度に追いつけないという問題が出てくるかも。
バルバラを立ち読みしていて、萩尾さんはさらに一歩先を行っているなあと思うのは、三次元の認識は機械を使えば誰でも俯瞰や接近や角度を変える視点を得ることができるけれど、そうなったら彼女はその次の視点でお話を作ってみせてくれる。時間とか次元とか。それは読んでいてやっぱり驚かされる。
ナビのソフトはゲームのソフトと同じ技術を使っているんだろうか。いったい誰が開発して誰が実用化しているんだろう。そういう話はいったいどこで進んでいるのか・・・全然わからないな。ゲームを小さい頃からやっている甥っ子にでも聞いたらわかるだろうか。
などなどとりとめもない話ですみませんね。追記部分はほとんど自分用メモなので。
投稿者 SOKE : 2004年02月04日 00:14 ナビってなかなか面白そうですね。いまだに95年に購入したマニュアル車に乗ってる私には「へー、ほー、はー」の世界。
仕事では結構ナビ文献読んでるんだけど、ここまでナビが発達しているのは日本だからなのかな。アメリカなんてだだっ広いから、あんまりナビ必要ないみたいよ。「never lost」(決して迷子にならない)というナビシステムがあるらしいんだけど、これが結構スカで笑い話しの種になっているようです(ナビ指示に従うと迷うらしい)。
そっか今は日本のナビは3Dなのか。むかし地下鉄駅の真ん前でナビ車に乗った人に「駅はどこですか?」って聞かれたことがあるけど(地下だったから見えなかったんだな、運転者には)、今ならもうそういう問題はないのか。
ナビで知らない町に行けるのは楽しいね。江戸時代の江戸については既に電子地図が発売されているので、これにちょっと手を加えたらすぐにも出来そうな気がする。
最近おもしろいと思うのは、外国の交通管制用カメラ。ロサンゼルス舞台の小説を同人誌で書いていたZさん(私が冬に中、下を手に入れたヤツ)が、小説の参考にロサンゼルスの街角のカメラ映像を見てました…とあとがきに書かれていたのが面白かった。アメリカは市民への情報公開が徹底しているので、私たちも簡単に交通情報用のカメラ映像を、ネットで日本から見ることができるんですね。世界は狭いわね〜。
新しいおもちゃがうれしくて遊んでるのさ(笑)こと細かく書くのは、たとえば運転しない人に、ドライバーにどんな変化が起きてるか多少伝えられるかしら、と思って。
広い土地のきちんと区画された道路にはナビなんか必要ないかもしれませんね。でも金沢は便利よ。近所の細い道ならどこでも運転できるけれど、やっかいなのは街中の武家屋敷のあるような細い道の一方通行路。どこにつながっているのかわからないから、つい敬遠しちゃうけれど、ナビには一方通行も表示されるので、これからは抜け道に使えそう。あ、反対に何もない広域農道もどこを走っているかわからないからナビがあると便利かも。現在地が常に把握できるから星が読めなくても、羅針盤がなくても(笑)道に迷わない。今日は縮尺をものすごく大きくしてみたら、日本地図と海が現れたので笑ってしまった。これは処天の王子の視点だわ〜なんて。
交通管制カメラって、二年前に私が子供と一緒に見学に行った国土交通省金沢工事事務所にあったようなやつかしら。それが、アメリカのは公開されてるのね。日本はライブ映像のサイトはいくつかあるけれど、交通管制カメラは公開されていないよね。
あと医療器具の進歩ってのもすごいと思う。今朝の新聞に載っていたんだけれど、鼻の穴を通して脳の深部の腫瘍を摘出できるようになったんだって。それは小型カメラと、透視画像と、コンピュータによる手術のシュミレーションシステムで可能になったそうで、患者の負担がすごくすくなくて済むようになったそうです。
ミクロもマクロも目に見えるもの以上の視点を得ることができるようになったのは、とても楽しい。ネットは時間と距離をほとんど無くしつつあるし。もしかしらたすごい変化の真ん中に立っているのかもよ、私たちは。