おなかいっぱいで聞いても、森川さんは、やっぱりうまい。文句ない出来。でも、この作品に関しては、絵で現されてるキャラのほのぼのとした可愛らしさまでは表現しきれてない気がする。それは、このお話のよさは、ストーリーだけではなくて、絵柄とか、セリフ以外に書き込まれたオチとか、全体を見て楽しむものだからなのかもしれない。CDでも、オチの部分は、セリフとして語られているのだけど、同じ比重で、セリフとして語られるので、頭が切り替わらなくて、かえって煩わしい。せっかく、しみじみしてるのに・・
そうは言っても、やっぱり、相当、好きなんですけどね。それにしても、オッキーと井上さんが出てくると、絵空事じゃなくなる気がするのは、欲目でしょうか。
原作もCDも水準以上の出来。それでも両方聞いて思うのは、音声で聞くと、お話の構造が見えちゃうってことですね。山田ユギさんの作品、好きなんですけれど、全部本を買うという読み方はしていなかったの。どこかにツメの甘いところがあるの。でも、このごろそのへんはきめゴマと勢いで見えなくなってるような感じがする。BLのマンガを描く人は小説の挿絵の仕事をして、一枚の絵で見せる技術に磨きがかかるような気がする。それをマンガ作品にフィードバックする。スパイス程度ならOKだけれど、それに頼っちゃうとだめかも。